勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
3/28(水)
さて、3回目。早くも毎日更新を後悔していると囁かれる今日この頃。
バラ餓鬼
えーと、YJC(ヤングジャンプコミックス)ですな。
タイトルを聞いてピンときた「誠」の旗の下に集った猛者を前に説明するのは恥ずかしいけど、バラ餓鬼というのは武州多摩の辺りの方言で「悪ガキ」のこと…だったと思ふ。新撰組鬼の副長土方歳三の幼少の頃のあだ名なわけですわ。詳しくは司馬遼の「燃えよ剣」を読んでね。ちょっと今押し入れの奥にしまってあって出すのが面倒なのでね。
この漫画はその名のとおり、土方歳三の少年期を書いたもので、近藤勇(当時宮川勝太)との一騎打ちや沖田総司(当時沖田宗次郎)との交流などが書かれてる。幕末という武士道が名ばかりのものになった時代に、本物の武士であろうとする農民の土方が実に熱いですな。話自体は幕末という混迷の時代を反映してか、相当にやるせない感じだけど。
で、3巻からは10年後、江戸の試衛館での話に変わり、土方がロンゲバサバサのいい男になってる。こういうイメージはなかったなぁ。性格もお茶目な感じで、しかし腕は立つ。こういう土方もありかな、と思った。この巻では清河八郎(DT浜ちゃんのドラマで西村雅彦がやってたのが印象的)やら、水戸天狗党の藤田小四郎やら、芹沢鴨(松山千春でしょ、やっぱ)やらが絡んできて、幕末マニアには涎もの。3巻は非常にいい感じの活劇となっており、今までの暗い感じ(とオレが思ってるだけかも)を払拭したのだが、4巻ではまーたやるせない話。極めつけですな。しかも、浪士隊結成で終っちゃった。はう〜。ぜひ五稜郭での死にっぷりまで書いてほしかったなぁ。
やるせない話とは裏腹に絵は非常にライト。しかし、殺陣のときは非常に重厚。月マガかなにかで「誠」というやはり土方ものの漫画が発売されてるけど(もしかしてブームなのか?)、あーゆー絵よりはこっちの方が好きだな。あっちはもう芹沢暗殺まで進んでるけど。しかも従来の解釈と違い、暗殺というより合戦という形を取っていて、芹沢も非常にかっこいい。そう、話は良いのだよ。坂本竜馬(上川隆也)、桂小五郎(中村雅俊?)、中村半次郎などの幕末トップスター達を惜しげも無く使い、文句無し。しかし絵が…。濃い。濃すぎ。男みんな付け睫毛しててもおかしくないくらい。非常に残念…。
おっと、話がずれてしまった。この辺は司馬遼ちっく?
今日は出張疲れでオチが無いなぁ。スマヌ。