勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
3/31(土)
今日はふと思いついたので、3年くらい前に購入したCDなど。
ゲキ・ガンガー3 うたとおはなし大決戦!!
「ゲキ・ガンガー3? 聞いたこと無いなぁ」という人のために、かるく解説をば。ゲキ・ガンガー3はスーパーロボットで、3機のメカが合体しロボットになるのだが、これが画期的なところは、3機の合体の組み合わせで3通りのロボットになるところ。
親? どこかで聞いたことがある? ゲッターのパクリ? 嗚呼、そうですな。でも、問題ない。なぜならこれは「あるアニメの中の劇中アニメ」だから。
あるアニメなんて言ったけど、別に隠す必要もない。「機動戦艦ナデシコ」ですな。この名前も最初見たときはふざけてるなぁ、と思ったものだが。明らかに「ヤ×ト」に喧嘩売ってるよね。このアニメの中ではこの「ゲキ・ガンガー3」が非常に重要なキーワードなのだ。ま、それを説明しだすと論点がずれてくるので、今回はパス。気になったらビデオでも見てくれ。
ナデシコ中にちらちらとこのゲキ・ガンガー3の映像が入ったりするのだが、所詮は劇中アニメ。ホントに少ししか見ることが出来ない。その割には主題歌が3曲も作ってあったり(本編より多いし)、ゲキ・ガンガー劇場版(劇場版ってナニ?)では御大ささきいさおが歌うなど、スタッフもやる気充分。しかし、所詮は劇中アニメ。あまりにも情報が少ない。結局、ゲキ・ガンガーってのはどんな話なんじゃい?
その疑問にすべてお答えするのがこのCD。これを聞いて「熱血パワー」に目覚めないやつは漢じゃないと断言しよう!基本的には歌の合間にドラマが入るという、マンガ等のイメージアルバムではよくあるパターン。ちなみに声を当ててるのはすべてナデシコ本編の方で演じてる声優さんたち。あっちであんなキャラやってるのに、こっちではこんなんかい!? という声優の妙技を嫌というほど見せつけてくれてますわ。
何よりポイントなのは同封の「ゲキ・ガンガーひみつ手ちょう」。いわゆる歌詞カードなんだけど、重用なのはこの中にはゲキ・ガンガーの全話のあらすじが書いてあること。これさえ読めば、謎のベールに包まれたゲキ・ガンガーのドラマが明らかに!
また、これを読むと、いろいろマニアな設定になっていて笑える。もともと、「70年代アニメを良いとこ取りして、作った番組」という設定なので、主人公ロボットがゲッターなのをはじめとして、後継機ゲキ・ガンガーVは発進シーンはマジンガー、きめポーズはコンバトラー、必殺技もコンバトラーの超電磁スピン、敵の姿は大空魔竜とやりたい放題。親親、人間爆弾なんてものも出てくるのね。寅馬になる人続出だな。最終回では、女の子と少年が空を見上げていて、「あ、流れ星」「お姉ちゃんは何をお願いしたの?」「早く戦いの無い平和な世界が来ますようにって…」という、サイボーグ009ゴースト編最終回のもろパクリなシーンがあるらしい。
嗚呼、見てみたい。現在、映像としては劇場版が30分であるだけ。いや、充分に「熱血」できるけど。ともあれ、ナデシコを見たらゲキ・ガンガーも見ないとパーペキとは言えないな。