勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
4/13(金)
昨日はGX見るのが仕事が忙しくてね(代休だったんちゃうん、というツッコミは却下)。
必殺U ブラウン館の怪人
4/9のれびうで「必殺」について書いたので、その流れで。
前作「必殺」が非常に重厚かつ、よく出来た作品だったので、それに気を良くして借りてきたと言うのは以前書いた。レギュラー陣の出演は主水(藤田まこと)、竜(京本政樹)、政(村上弘明)、おりく(山田五十鈴)、順之助(ひかる一平)、加代(鮎川いずみ)。個人的には前作の布陣よりは少し劣ると感じたが、それでも必殺を代表するメンバーであることに異論は無い。
内容だが、幕府の機密書類が奪われ、表の仕事として追う主水の目の前で犯人(仕事人)が何者かに惨殺される。書類も奪われたのだが、江戸の元締めは書類を主水が奪ったと思い「それはルール違反」と竜たちを襲撃。主水から書類を奪うように強要する。その頃、主水は上からの命により、書類に関係のある、京都のある建物に向かっていた。それを追い、竜たちも京都へと向かった、という感じ。
前半はともかくとして、中盤からは前回の重厚な感じは無く、えらくポップでライトな感じに仕上がってしまいました。高田純二やら兵藤ゆきやら塩沢ときを重要ポストに配するのはいかがなものか。そして森田健作。いや、これはいい。からくり人の花火師だといいなー、という希望は叶わなかったが、まぁ、良い。問題はその連れ、柏原ヨシエ。いやー、コイツ、演技下手。まぁ、歌手だから仕方ないんだけど、何故この人をキャスティングしたかが分からない。演じる役の性格もムカつくし、はっきりいって、この仕事失敗っすよ、ヨシエさん。
反面、必殺シリーズにはなんやかやと結構出ている鶴瓶はかなりいい仕事してます。普段は丸眼鏡で細い目でニコニコしているのに、キレたときはその細い目が逆に怖い。人殺しの目をしております。まぁ、殺されるんだけど。
安っぽい合成使ってたり、おりくが途中から出てこなくなったりと、いろいろ不満はあれど、1番駄目なのは「殺しのシーンが長すぎて間延びしている」ところ。照明ついてるし。基本的に暗殺なんだから、殺しの場面と言うのは一瞬でなければならない、と不肖オレなどは思うわけです。前技(糸を伸ばすとか、骨を鳴らすとか)に時間を取るのはいい。しかし、殺しの場面をだらだらやっても駄目さ。そういうのは普通のチャンバラに勝てるわけが無いんだから。そして、暗闇から現れなくて、どこが仕事人じゃ。殺すときは顔半分は陰。コレ、基本よ。
結局、この最後の殺しシーンがこの作品イメージのすべてを決定してしまったな。個人的には、政(まだ花屋)が木の枝で殺すのはともかく、生けてある薔薇じゃ刺せんだろう、とツッコミを入れてしまったよ。えらく凡作。その凡作ぶりを確認したい人は見てみてね。