勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 4/25(水)

 今日はタイムリー。

 仮面ライダーSPIRITS 1

 えーと、マガジンZという雑誌があるのですか? 立ち読みはしてるけど、雑誌のタイトルは覚えていない(汗)。これはその中に収録されているマンガの単行本1冊目。
 「村枝賢一」なるマンガ家さんを知ってるだろうか。オレもあまり知らないが「光次郎」とか「俺達のフィールド」の作者といえば分かるかな。コレ書いてるのもその人です。
 正直、初めてコレ見たときはびびったよ。普通、こういうタイアップもの、というか原作がある作品って無名の新人とかが書くものなのよ。特にこういう特撮ものとかアニメものなんて、売れた人が書いたの見たことない。オレの中でこの人は「ついこの前まで熱いサッカーマンガ(俺達のフィールドのことね)書いてた人」で、決して売れてない新人じゃない。なんでこんな仕事(失礼)を引き受けたのですか? と思ったものだ。しかし、逆にこの人の絵柄は好きだし、この人なら間違いない、と思ったのも事実だ。で、立ち読みしたのだが、
 舞台はニューヨーク。ここで体液の9割を失っている死体が13体も見つかり、現場写真にはでかい鳥のようなものが写っていた。それを「その怪人のせい」だと言うのは滝和也…ってヲイ、滝ですか!? 何故? 知ってる人には説明するのも恥ずかしいが、滝と言うのは初代仮面ライダーに出てきたFBI捜査官本郷(藤岡弘)とか一文字(佐々木剛)の友人。で、普通の人。改造人間ではないです。普通、仮面ライダーのマンガで滝を主役にはしないよなぁ。すげぇぜ、村枝。
 どうやらショッカーとかが壊滅した後の話のようだが、7割方読んでいっても、仮面ライダーなんてまったく出てこない。あげくに滝がライダースーツとヘルメットで「仮面ライダー」と名乗りだす始末。スタンガンのライダーパンチ。同じく電極仕込んだライダーキック。しかしやっぱり歯が立たない。そこへ、やっと来たよ。本郷猛。若いけど。いや〜、熱い。熱いっすよ。
 次の話では一文字。その次では風見志郎(この回は滝はいない)と次々と仮面ライダーが登場し、そのどれもが熱い。一文字の顔に改造手術の跡が浮かび上がるところなんて、原作ファンには涙モノ(オレは原作はあまり知らないけど)。
 しかし、敵の戦闘員がZXの顔してたりと謎も多い。「新たな戦いが始まった」と本郷は言っていたが、全体のテーマとしてはZX誕生を書くつもりなのかな? そのZXもどきが肘から十字手裏剣出すとこなんて、ツボ入りまくり。マニアだねぇ。一見の価値はありますぜ。興味ない人には申し訳ないが。