勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 4/26(木)

 しばらく前に「必殺」についてれびうしたので、今日もそれで。普通ならここで「必殺V」が来るんだろうけど、オレはそこまでお人好しじゃない。

 勢ぞろい仕事人!春雨じゃ、悪人退治 

 コレはTVでやった「必殺スペシャル」がビデオ化されたもので、「勢ぞろい」と言ってる割には、出てくるレギュラー陣は主水(藤田まこと)加代(鮎川いずみ)だけ。あとは全部ゲスト。この頃の必殺スペシャルは割とこんな感じだったみたいね。本放送の方はやってなかったし、オレも憶えのある必殺はスペシャルと「激突」くらいだもんなぁ。で、ゲスト陣は近藤正臣笑福亭鶴瓶滝田栄誠直也(アカレンジャー)高良隆志(この人知らん)。あとはチョイ役で大助・花子お天気の福井さん
 内容は、シーボルト事件を必殺風にアレンジ。米問屋の悪の綿引(嬉!)が米相場を牛耳ろうとして、天文方で蘭学者の前田吟を買収(どこそこの天気が悪いと、そこの米は不作となり値が上がる)しようとしたが拒否されたのに腹を立て、前田吟の友人のシーボルトへの荷物に、ご禁制の日本地図を忍ばせ、しかもシーボルトの船を沈めてその事実を発覚させて失脚させ、牢内で毒殺。その事実を知った娘も斬り、娘の死に際の依頼によって仕置きされる、というもの。なんか、この文だと悪綿引が主役みたいだな。
 近藤正臣は前田吟の弟の鰻屋。鰻をさばく際の針と糸で殺す。鶴瓶は按摩師。呼び笛に仕込んだ針で殺す。滝田栄は千葉秀作(どっひゃー)。スゴイ配役だ。でも本当に剣の達人だし、いいのかな。誠直也は高良隆志と組んでいるはぐれ仕事人。怪力で敵の骨を砕く。高良隆志の武器はスケボー? マジですか? これ、表の仕事でも使ってるし、江戸時代に他に使ってる人いないだろうから、仕損じたら正体ばれちゃうよ、なんて野暮は言っちゃいけない。
 みんながみんな、いい仕事してます。特に鶴瓶。前も誉めたような気がするけど、この人の目はスゴイ武器だよなぁ。笑ってるときはほんとに笑ってる目だけど、キレたときはマジで怖いよ。主水の殺しは、刀の刃を鞘のほうに付け、相手に柄を取らせて、鞘で刺す、というこの頃よく使ってた卑怯技。これこそ暗殺。
 この他に何本か必殺スペシャル見たけど、コレと「主水にマドンナ」がオレのイチオシだな。特に最後の殺しシーンは、こっちの方が頭数多い分、派手でいいやね。アカレンジャー、いい仕事してるし。殺し方は柴俊夫と一緒だけど。