勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
5/1(火)
ちょっと昔のものだけど。
WILD ARMS
これはオレが大学2年の冬に出たPSのRPG。そうすると、もう4、5年前か…って、もうそんなに経つのですか!? 4年っていえば、もう一度大学に入りなおしても卒業する年ではないですか。嗚呼、光陰矢のごとし。
ま、それはともかく、オレは事あるごとに「今までの人生でのベストオブRPGを挙げろといわれたらコレ」と言ってきた。その理由が何かを書き留めておく場所が必要だと感じたわけよ。そうしないとオレも忘れちゃうじゃない。
このゲームの何処がそんなにいいのか? ポリゴンは、同じ時期に出たFFZとは比べるべくも無い。エフェクトも同様。今でこそ普通になったけど、当時、FFの3D画面というのは、今まで2Dしか見てこなかったオレにはえらく衝撃的だったものなぁ。ほんとにこんな画面内で動くのですか!? という感じ。それに比べればワイルドアームズの画面はえらくオーソドックス。当時周りが皆FFだった中で、オレだけがコレをやっていた。FF信者の友人には「アレ見たら、もうこんな画面じゃ満足できない」とまで言われた。確かにそうだろうけどさ。
しかし、RPGの肝はなんだ? 画面か? エフェクトか? 否。断じて否。RPGはシナリオが命! そう、オレがコレを「ベストオブRPG」に挙げる理由は「シナリオが非常に優れているから」なのだよ。
前半は割とオーソドックスな展開。世界を救うために旅立つ、というありふれた感じね。しかし、中盤から話は一気にヒートアップ。絵? こんな展開なのですか? コイツは実はアレなのですか? そして、最後の最後までやってくれるこの展開。嗚呼、素晴らしい。しかし、ここまではまだ、オレの中ではごく普通のRPG。さ、エンディングだ…絵? 歌ですか!? 歌付きなのですか!? 全然そんな情報無かったから、マジ驚いた。しかも、歌うは渡辺真知子(「カモメが飛んだ日」の人)。何故? しかし、実に良い。最初は笑ってしまったけど、聞いていくにつれてどんどん引き込まれていった。やっぱ、昔の人(失礼)は歌が上手いな〜。
また、エンディングが実に丁寧に作られていて、じっくりと余韻にひたれる。これに比べりゃ、某大手メーカーのテイルズオブDのエンディングなんてカスだよ。別の某大手メーカーの幻想Sも。いやマジで。あんなエンディングじゃオレは満足しないよ。昔の人は言いました。「終わり良ければすべて良し」。嗚呼、まさしくその通り。このゲームの製作者はユーザーが何を求めているか、よく分かってるよ。
さて、プレイ後FF信者の友人に聞いたところによると、FFのエンディングはカスだったそうで。いやいや、良かった良かった。マイナーメーカーでマイナーな作品でも良作というものはあるものだ。そして、それを見極めた自分に乾杯。もう中古でもずいぶん安くなっている(下手すりゃ3ケタ)はずだから、一度やってみては如何?
ちなみにこの3年後くらいに「WILD ARMS 2」が発売され、期待と若干の不安を持ってコレを購入したのだが…それはまた別の話。