勝手にれびう
めいんこんてんつ(予定)。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
5/16(水)
今日は前回からずいぶんと間が開いてしまったがコレ。
必殺!V 裏か表か
出演のレギュラー陣は主水(藤田まこと)、竜(京本政樹)、政(村上弘明)、壱(柴俊夫)、参(笑福亭鶴瓶)、加代(鮎川いずみ)。そしてゲストとして秀(三田村邦彦)。
話は、江戸の金利を預かる両替商で20年近く務めた男(岸部一徳)がただの1度そろばんを間違えただけでクビにされ、首くくって死んだことに腹を立てた近所の政が、主水に葬式代をたかりに行かせたせいで、主水が金融組織に目をつけられてしまい、罠にはめられ社会的地位を失い、殺されそうになっているところを皆で助けたものの、逆に追い詰められて、さぁ大変、というもの。なんだ、悪いの政じゃん。
金融組織を統べるは悪の伊武雅刀(嬉!)。この人の悪っぷりは、吉田栄作(今何処に行った?)主演の「もう誰も愛さない」がオレには印象深いねぇ。「これも運命じゃないのかよ〜」ばーん。知らない人にはまったく分からんな。この人はあの「にやり」という笑顔がたまらなく悪ですな。さすがデスラー総統。「君は馬鹿かね?」。ちなみに主水の同僚として故・川谷拓三が出演していて、やはり金融業者にたかるのだが、殺されます。その際、笑いながら殺すのは如何なものか、金融業者の皆さん。
つーか、コレ、結構えげつない場面がたくさん。主水を罠にかけるのだって、まずそこいらの女を「いい暮らしさせてやるから」という話で釣って、主水と寝させ、それをネタに女に主水を脅させ、主水が相手にしないと、塔に上らせて「ここから飛び降りる」と演技をさせといて、後ろから突き落とす。コレで主水の地位は無くなりました。ちゃんちゃん。岸部一徳を死なせた金融業者の悪びれない態度「所詮世の中は金が動かしているのですよ」という傲慢さも非常にヤな感じだし。
また、今作ではやたら仲間が死ぬ。まず参が首をはねられ(!)、さらし首に。その際、首をはねた途端に、鶴瓶の顔が一回り小さくなってしまったのは何故でせう(笑)。続いて竜。組紐を逆に引っ張られて、屋根から落とされてばっさり。有〜無、結構情けないぞ。この死に方はナシだ。そして壱。一人を捕まえているところに何人もから刀を突き立てられ、死亡。その際捕まえているやつの首だけはへし折って逝くところは流石。
話はハード路線なのだが、正直「?」という部分が少なくない。秀が簪を折られ、刀で立ち回りをするところとか。貴方、剣術なんて使えたのですか? そんな話は聞いたことが無いですよ。しかもそんな素人剣法にばっさばっさと斬られていく金融業者の皆さん。また最後は伊武雅刀との対決だ〜、と思っていたら親親。それは無いですぜ、旦那〜。このオチは各人確かめてみてくださいな。「え〜〜〜っ?」ですわ、いやマジで。
こうなったら次回作、JAC出演で俄然アクション時代劇になった「必殺!W」を見るしかない! と思ったが、なかなか手が出ない。すべてUとVのせいだ。うが〜。