勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 6/2(土)

 んでわ、今日は昨日借りてきたビデオの中から。

 さくや妖怪伝

 去年の夏頃かねぇ。なんか、宇宙船(雑誌の名前よ)とかホビージャパン(同)とかハイパーホビー(同)とか読んでたら、やたらとこの映画が話題になっていた。で、「女の子が妖怪と闘う映画」らしいことは分かった。まぁ、全然興味なかったんだけど、何の因果か今ごろそれを借りてきたわけですが。
 非公式ファンサイトから引っ張ってきたテキストで内容を紹介すると、


 「この世に、神々の力及ばざる時。妖魔をもって妖魔を討つ。」

 宝永四年・・・人心の荒廃がもたらしたか、富士の噴火と共に地に溢れ出した悪しき妖怪たち。世に仇なすこれらを討たんがため・・・今、妖魔を封じる刀たる妖刀村正を手に、妖怪討伐士・榊備前守芳明が立ち上がった。
 だがそれはまた、一人の17歳の少女が過酷な運命へと流されてゆく発端でもあったのだった・・・

 
 こんな感じ。
 主役はこの17歳の少女さくや(安藤希)。冒頭でオヤジの榊備前守芳明(藤岡弘!)が河童にやられて、後を継いで妖刀村正の所有者になり、河童を倒したが、その河童には赤ん坊がおり、その子を自分の弟として育てる。で、その半年後、妖魔を倒すために本拠地富士山へ旅立った後がこの映画のメイン。
 こちんぴ情報では
地雷という話だったけど、そんなでも無かったよ。妖怪の着ぐるみは相当にイタイけど。まぁ、子供向けにはあんな感じでいいのかもしれないが。個人的にはアニメでやったほうが良かったのではないかと思うが。
 「村正が所有者の魂を削る刀で、妖怪を斬るたびに所有者の寿命が短くなるが、人を斬るとその精気を喰らい、所有者の寿命が延びる」という設定にはなんか納得。有無、それでこその妖刀だな。
 あと、河童の子がさくやよりも演技が上手いのがイタイねぇ。調べてみるとこの子は「星獣戦隊ギンガマン」に出てたらしいね。全然憶えてないや。まぁ、芸歴はさくやより長いから上手くて当然か。
 個人的な燃えポイントとしては、さくやと共に戦う公儀御庭番伊賀組組頭甲賀組組頭加藤保典嶋田久作)の合体技、組み立て式ガトリング砲発射シーンだな。やはりこういう熱いオヤジは良いねぇ。発射前に「にやり」と笑いあうのでまさかと思ったら、やっぱり撃ったらガトリング砲爆発したよ。嗚呼、新必殺仕置人巳代松の短筒みたいなもんだね。って、分かる人は少ねぇだろ。オレも見たことないし。
 この映画で何を見るかといえば、そりゃもう大怪獣松坂慶子でしょう。いや、ラスボスを演じてるのがこの人なんだけどね、巨大化するわ、町を破壊するわ、ノリはほとんどゴジラな感じで。しかも美しい。いやマジで。惚れるぜ。正しい悪の女幹部といった様相ですな。この映画、松坂慶子の一人勝ちだなぁ、と思ってたら、さくやサイトを回ると同意見多数(笑)。嗚呼、やっぱり皆そう思うわけね。
 とりあえずスタッフロール時の映像をもう少し何とかできなかったか(藤岡弘の演舞は良いけど)、と思う今日この頃。あれじゃ余韻にひたれないっす。だから、そのイタイ妖怪たちはもう出さなくていいってば(笑)。

 

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