勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 6/4(月)

 しばらくびでおれびうが続くかもしれない。

 燃えよ剣

 見たのはずいぶん前だなぁ。原作は司馬遼で、同名の小説が出ている。新撰組鬼の副長「土方歳三」が主役で、この原作は無論、土方ファンのオレのバイブル(の割には、今はダンボールに入って押入れの奥で眠ってるけど。イヤイヤ、レアアイテムは宝箱に入れてダンジョンの奥深くに置くじゃない)。
 今までにいくつか新撰組ものを見てきたけど、松方弘樹近藤勇「新撰組沖田東山ね)は土方が「竹脇無我」で、いまいち清涼感に欠けていた。なんか暑苦しいんじゃ。しかも何か企んでるっぽかったし。こんなの土方じゃないやい。だいたい、この時代劇の主役は近藤と沖田なので、土方の出番は人コロスとこくらい。嗚呼、ファック。
 里見浩太郎西郷頼母(つっても、普通の人は分かんねーだろうけど)の「白虎隊」は前編が京都でのお話のため、新撰組も登場する。ここでの土方は「近藤正臣」。なんか軟弱で駄目だ。何時でも何処でも女を口説いてそうで、イマイチ(これは演者のイメージだな)。
 モッくん慶喜ケイキと読め)の「徳川慶喜」でもちらっと出てくるけど、そのときは「橋爪淳」いつ猪口を叩きつけるかとどきどきしてたけど、それはナシ(当たり前だ)。妙に爽やか好青年を演じてて、なんか違う。
 渡哲也が近藤勇の「新撰組血風録」「村上弘明」。コレは結構期待してたんだけどねぇ。つくりがチープだったので激しく萎えてしまった。村上土方自体は悪くなかったんだけどね。
 何度も言っているが、オレの理想の土方は「渡辺謙」。まぁ、オレがファンだってのもあるだろうけど、オレの中ではこの配役しか考えられーん!
 ってときに、こちんぴから「役所公司」主演の「燃える剣」のビデオがあるよ、という情報を得て、「ヲヲ、それはなかなか」と思ったわけ。まず「燃えよ剣」だということが大きい。コレなら確実に土方メイン。そして役所公司。「三匹が斬る」千石といい、「八丁堀捕物ばなし」といい(役名知らぬ)、普通のドラマといい、この人の演技ならば文句あるまい。「どら平太」は見てない。というわけで借りてきたのが数ヶ月前。2部構成かと思いきや、1部前編と1部後編に分かれており(2部も同様)、全部で4本もあるのね。
 しかし、ずいぶん前に放送したものを、最近ようやくビデオ化したものらしく、皆若いな。沖田役は新人だそうだが、今でも見たことないのはなぜだらう? 近藤はわかめ好き好きの薄汚ねぇシンデレラだし。いや、バカ加減が実にいいけど。新撰組結成のきっかけを作った清河古谷失楽園一行芹沢鴨前田吟。何故、吟? と思ったが、いやいや、なかなかいい芝居をしていたよ。ただビジュアル的に千春には劣るが。伊東甲子太郎は何の因果か近藤正臣。親親。
 まぁ、男性陣はいいよ。しかし、女性陣が岡田奈々萬田久子、そしてメインが小川知子ってのは如何なものか。つーか、何故お雪さんが小川知子? もっと若い(失礼)だろう。激しく却下だ。これキャスティングしたの誰じゃ〜、木瓜〜。嗚呼、ファックファック。そしてナレーションは芥川隆行。もう死んでんじゃん。
 内容は各イベントをただこなしているだけ、という感が強く、妙に話がぶつ切り。役所土方は何かあると「女〜!」な非常にワイルドなやつになってるし、気に入らないやつはすっぱんすっぱん斬ってるし。嗚呼、違う。違うぞ、役所公司。つーか、演出家。土方は野生と理性が融合してて、無表情もしくは薄く笑いつつばっすんばっすん人を斬るイメージだと言っただろう(言ってねぇよ)。そういう意味では「バラ餓鬼」の土方はいい感じだな。嗚呼、バラ餓鬼…。
 もう半分くらい見たところで「コリャ駄目だ」と思ってたけど、函館五稜郭での土方の男の散り様が見たくて最後まで見たのだが、絵? それだけですか? 嗚呼、ファックファックファックファックファックファックファックファックファックファック×∞
 結論。早よ、渡辺謙で演ってくれ。無論フジテレビ製作で。

 

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