勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 6/18(月)

 激バイオレンス。

 巴がゆく

 コレは小学館文庫から出ているマンガで5巻完結。作者は「田村由美」。ゆーても、分からんかな。「BASARA」の作者といえば分かる? まだ分からん? この人は実は少女マンガ作家なのだ。コレが掲載されていたのは「少女コミック」(多分。「BASARA」が確か「少女コミック」だから、当然コレもそうだと思ってたけど、もしかしたら「ちゃお」かもしれない)。
 無論、買いました。ためらい無く。なんで少女マンガなの? という貴方。それを語るにはオレが小学5年 or 6年まで話はさかのぼる。当時、近所の同学年の女の子が「うちの愚妹へ」ということで古くなった少女マンガ雑誌をたんまりとくれました。その中に連載されてたのがコレ。
 当時、オレは少女マンガといったら、目が大きくて星がキラキラな女と、オカマっぽいつるつるお肌の男が、好きだ嫌いだと延々とやる、くそくだらないマンガ、と思っておりました。コレもご多分に漏れず、女の人の目はキラキラ。男は美形揃い。嗚呼、またいつものか、と最初は読んでなかった。って、雑誌自体は読んでたんかい。嗚呼、読んでたさ(逆ギレ)
 で、何気に読んだ読者投稿欄。「巴がゆく、は熱いですね」。…熱い? 少女マンガで熱い? 何故? で、山積みになってたのを1番古い号から読み直した。
 親親、少女マンガなのに首ちょんぱ脳天撃ち抜き。男も、顔はキレイだけど、やたらと男臭いやつばっかし。そして、明らかにやってるし(ナニを?)。コレは…普通のとはちょっと違うかも。結局、最終回まで読んでしまった。そしてオレの魂に刻まれた。
 で、話は一気に大学3年まで飛ぶ。
 実家に帰った折、近所の本屋でコレを見つけた。も〜、ためらい無く手が出たよ。コレはヨイです。いやマジで。皆読みませう。と、大学の研究室に持ち込んで、勧めたにも関わらず、「少女マンガちっくな絵が嫌い」と読んでくれなかったり、「最後がドロドロしててせつなくなるから」と最後まで読んでくれなかったり。
 嗚呼、違う、違うぞ。コレは最終回の最後の絵を見るために5冊読むマンガなんだって。最後まで読んで、明日もがむばろう、という気持ちになるマンガなんだって。いいから読め
 以来、オレはこの人のマンガ(文庫限定)は買い揃えるようになった(「僕が泥棒になった理由」全4巻は、なんとなく買う気がしないのが困ったところだが)。早く「BASARA」も文庫化しないかなぁ。
 つーか、「ふしぎ遊戯」の文庫化はまだでせうか?
 嗚呼、、それよりも、赤石路代がコレと同時期にやってた、主人公(女)が水をあやつれて、火使いの男と風使いの男が彼女を取り合いするマンガの題名、誰か覚えてませんか?

 

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