勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 7/13(金)

 嗚呼、13日の金曜日。

 魔界転生 The ARMAGEDON

 山田風太郎の小説ではなく、映像のほうね。で、千葉ちゃん緒方拳ジュリーのやつではありません。渡辺裕之=十兵衛のVシネですわ。2本立てとなっております。
 内容は以下の通り。

 時は江戸時代、和歌山城下では天草四郎を筆頭に魔界から蘇った魔人たちがハルマゲドン(最終戦争)を起こすべく準備を進めていた。城下町で起こる奇怪な事件の数々。そしてそのもくろみを打ち砕くため剣士・柳生十兵衛は魔人たちにただ独り立ち向かって行くのだった。

 オレ、原作も千葉ちゃん版も見たことないので知らんのだが、これの転生側のリーダーは由比正雪。どうやらホントは違うらしいのだが。そのため、天草四郎もいまいち存在感が薄いですな。有名でもない、知らない役者を使っているし。この世に未練を残して転生する魔人は前述の「天草四郎時貞」の他、「宮本武蔵」「春日局」「田宮坊太郎」「荒木又衛門」「宝蔵院胤舜」「柳生宗矩」となっております。春日局も原作とは違うのかな。まぁ、天草、武蔵、春日あたりは説明不要だと思うが、田宮坊太郎というのは柳生新陰流門下で、歳若くして労咳で死んだという「沖田」みたいな人。荒木又衛門は鍵屋の辻(字はいいのだろうか)の決闘で助っ人して漢を上げたが、その後不遇の死を遂げた人(有名だけど、詳しく知らんなぁ。なにかで仲代が演ってたっけ。今度見ようかな)。宝蔵院胤舜宝蔵院流槍術の創始者。結構有名な流派だと思ふ。柳生宗矩は、十兵衛のオヤジ。息子と真剣勝負をしたいがために甦った困ったチャン。
 1巻目は宮本武蔵との決闘でシメ。武蔵を演じるは宮内洋。ジジイメイクで分からんかったけど、声ですぐに分かったね。つーか、何気に特撮マニア涎モノのキャスティング。宮内洋の他には、先に述べたとおり、十兵衛は石室コマンダー(ウルトラマンガイア)だし、十兵衛の上司「松平伊豆之守」ミラーマン(知らないけど)、それにゼイラム森山祐子も出てるし。
 しかしまぁ、全編血と裸の雨あられ。転生するには女体を使わないといけないので、仕方ないんだとしても、コレでもかというくらい裸が出てくるね。ヤッてるし。嗚呼、春日局がどうやって転生したかはナイショ。オレはコレを見て大笑いしてしまったけど。つーか、アレはちょっとねぇ…。
 2巻目は松平伊豆之守が騙されて和歌山で拉致られるので、それを救出に向かう。人死にまくり。そして春日局は最後までこんなんですか…。まぁ、あまりネタバレになるのもアレなんで、詳しくは言わないが。
 で、コレ、由比正雪を演じてるのが田口トモロヲ。なんつーか、小憎らしい演技をしてるなぁ。しかし、このヒトが「プロジェクトX」のナレーションなんですか。嗚呼、役者って凄いなぁ。アギダンメダメダメダ…。

 

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