勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 7/16(月)

 随分懐かしいものが文庫化された。

 ブレイクショット 1&2巻

 その名の通り、ビリヤードマンガですな。作者は「鉄拳チンミ」前川たけし。最初にこのマンガを読んだのは中学の頃、友人にコミックスを全部借りて。で、思った。面白い。確かに面白い。が、ありえない。今回の巻ではまだそうでもないが、中盤からは秘打の雨あられ。ビリヤードはほとんど知らなかったけど、コレはマンガだな〜、と思ったものだ。
 でも、今「筋肉番付」でビリヤードものやってるけど、現実でも結構とんでもないね。嗚呼、オレは人間の可能性というものを見くびっていたよ。あれ見てると、ボーリング場でたまに見れる妙技のビデオを思い出すね。
 で、今回の秘打だが、まずは主人公の天井ジャンプショット。ジャンプショットで邪魔な玉を避けつつ、的球に当て、もう1度ジャンプさせてH番に当てて落とす。つーか、実際にこの技を見たことないけど、ほんとに見上げるほど上まで飛ぶのかね。
 そしてライバル加納ショットガンショット(この辺からトンデモ技が出始めた)。普段は右腕で突くのだが、ここぞという場面で利き腕の左に持ち替え、突く。凄まじいスピードで突かれた玉は、的球に命中して砕けその破片をH番に当てて落とす。いや、無理だって。
 そして主人公のクーラーショット(そんな名前は無いけど)。ブラインドを開けさせ、部屋の温度を上げてクーラーが動く瞬間に台からオーバーするくらいのジャンプショットを打ち、玉をクーラーの風に押し戻させてH番に当てて落とす。いや、それもちょっと…。
 で、アメリカ人ボイドミラクルスルーショット。手玉と的球の間に邪魔な玉があるとき、まっすぐに突き、手玉が邪魔な玉をすり抜けて、的球に当たって落とす。ヒミツは超回転。凄まじい回転を加えた手玉を邪魔な玉の前までわずかにジャンプさせ、落下と同時にそれまで貯めていた回転力が爆発。邪魔な玉を回り込み(あまりの回転に空気の層ができており、邪魔玉に当たるのを防ぐ)、的球に当たる。このときのスピードは210キロ。あまりのスピードの変化に人の目では捕らえられず、邪魔玉をすり抜けたように見える。しかし、新幹線と同じスピードですか…。
 今回はこのくらいだけど、これからまだまだトンデモナイのが出てくる。嗚呼、早く出ないかなぁ、サイドワインダー。 

 

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