勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
8/23(木)
でわでわ、本日は漢であれば必須の燃えるアイテム。「すごい科学で守ります!」。
「長谷川裕一」なる人物を知っているだろうか。このれびうでも何度か名前が出ているマンガ屋さんであるが、この人の真価は「原作のある作品の2次的作品」で発揮される。
例えば「クロスボーン・ガンダム」。背中に背負ったブースター(?)が重なった骨(クロスボーン)を連想させ、額にも海賊のドクロマークなんて付いている。時期的には「F91」の後。F91で敵だったクロスボーン・バンガードが主役(だったよな。実はちゃんと読んでいない)。で、時代設定だけいただいた全然関係ない話かと思っていたら、最後に、副主人公的な人とその恋人が、シーブックとセシリー(ともにF91の主人公)だったよ、ヲイ。
それから「機動戦士Vガンダム外伝」。コレもほとんど読んでないけど、ウッソがどっか別の星系かなにかに飛ばされるのだが、そこに出てくるのはナント、イデオン。なんで〜〜〜? イデオンで「みんな星になった」あとの世界が「宇宙世紀」だそうで。オフィシャルじゃないけど、なんつー燃える展開でありましょうか。
その他にも原作とは全く関わりない「ダンクーガBURN」やら、スパロボα以前の話を書いた「スパロボ竜が滅ぶ日」やら、スパロボマガジン連載中の超電磁3部作をひとつにまとめた「超電磁大戦ビクトリーファイブ」やら。
で、この人は特撮にも造詣が深く、この本は東映の戦隊ものの設定を(勝手に)考えてしまおうではないか、という趣旨のもの。某トンデモ本のように「一兆度の炎なんて放ったら地球自体が燃えてしまう」とか「ジャンプ程度の風力で風車は廻らない」とか、そういう下らないゲスな話ではなく、どんなに無茶な設定でも、どうにかつじつまを合わせましょう、という、実にスバラシイ本なのだ。
この本の約束事は2つ。今までの戦隊ものはすべて同一時間軸上に起こっているものとすること、そして「製作者の趣味」に話をふらないこと。
本来、戦隊ものというのは1作終われば再びリセット。今までの話は無かったことにして次が始まる。だから、同一時間軸上というのは無茶じゃないのか? と思ったけど、コレがまた見事に説明してくれている。例えば「デンジマン」は初の宇宙人開発(デンジ星製)ロボットで、その技術が非常に優れていたため、以降の戦隊ものはその技術を踏襲した。しかし、それ以前の「バトルフィーバーロボ」は敵の技術を奪ったものであるため、他の戦隊ものとは一線を隔した形状をしている(確かに全体的に丸いし変形しない。武器は日本刀)とか、「フラッシュマン」においてフラッシュ星系の技術が地球に導入されたため、それまでの横分割型合体(デンジ星系技術で、言うなれば腰から上と下で分離させ、合体させる)から、縦分割型合体(フラッシュ星系技術で、初めて腕が分離した)に変わり、続く「マスクマン」では二つの星系の技術が導入され、縦横合体になった、とか。
で、国連の対宇宙人用部署を正式名称「Sなんとか、Uなんとか、Pなんとか」を略して「SUP」と呼び、そこから来た人たちを「〜する人」の意味の「ER」をつけ、ここに目出度く「SUPER」戦隊が誕生したのでした〜、ってヲイ!
いや〜、妄想大爆発だな。しかし、コレが何で大学生協に置いてあったかは、今もって謎なのだが。