勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 9/4(火)

 嗚呼、保存してないときの強制終了ほどムカつくものはないね。ま、気を取り直して。
 千と千尋、大盛況のようだね。つーことでコレ。「紅の豚」
 言わずと知れた宮崎アニメ。しかし、その認知度の高さとは裏腹に、「もののけ」や「トトロ」みたいに話題になることは、あまり無いと思われる。その原因はただ一つ。コレが「大人向けアニメ」だから。
 オレがコレを初めて見たのは高校生の頃かな。「ナウシカ(これもどっちかと言うと大人向け)」「ラピュタ(冒険は男のロマン)」は好きだったが、「トトロ」「魔女」「おもひでぽろぽろ」「ぽんぽこ」などはチョット…と思っていたオレは、「飛ばない豚はただの豚だ」「カッコイイとはこういうことさ」などの煽り文句に非常にシビレ、期待して見たのだが、その感想は「イマイチ煮え切らない」であった。盛り上がるシーンがほとんど無かったり(当時はそう思った)、最後のシーンにポルコ(豚)が出てこないまま終わったり(当時は不満だった)、ヒロインの誰ともくっつかなかったり(当時は不満大有りだった)、正直、ここで終わりかい、という印象はぬぐえなかった。でも、大人ぶって「宮崎アニメはやっぱ豚かな」なーんて言ってみたり。嗚呼、若気の至り。
 で、次に見たのは大学1年くらいか。このときは前回のイマイチ感がオレの頭にあったため、流して見ていた。教養の英語の宿題でいくつかのテーマを出され、どれかひとつを選んで英文を作り、英語でテープに録音して持ってこい、というので「私の好きな映画」というテーマを選んで使ったくらいか。This movie is favorited for adult(文法違うとかのツッコミは激しく却下)。
 そんで、3回目。大学4年くらいの頃。ここでハマッタ。嗚呼、ポルコ萌え〜〜〜。なんつーか、やっぱ大人のカッコヨサだよなぁ。コレに出てくる男どもは、みなカッコ悪いけどカッコイイ。ポルコもそうだが、敵役のカーチス(CVは大塚明夫だ)や、やはり空賊マンマユートも忘れちゃならん。嗚呼、上条恒彦サイコー!
 そして、忘れちゃならないのが音楽。宮崎アニメの音楽は常に良いが、コレもその例に漏れず。ポルコが新しい飛行機でアドリア海に帰ってきて、ジーナの店の上で旋回飛行する時にかかる曲や、EDの「時には昔のように」。せつないけれど心に染みる。
 つーわけで、これのDVD化はまだかいな。ま、なるのは確実みたいだけど。そして、宮崎ハヤオ(字忘れた)には、是非ともコレ系の作品をまた作ってもらいたいものだ。今日はオチが無いぞ。

 

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