勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
10/31(水)
んでわ、前回の流れで、今回はコレ。「残酷な天使のテーゼ アニパンクver.」。
残酷な天使のテーゼに関しては、前回も語ったので、今回はパス。
で、アニパンクというのは、アニメタルが売れたときに、二匹目の泥鰌を狙って出てきたパンクバンド、と思っていたので、オレは全然注目していなかった。選曲も、一般受けしないというか、マニアックというか、オレの知らない曲がほとんどだったしね。
某中古屋で、彼らの初のアルバムを見つけ、その安さ(780円)が無ければ、恐らく今も出会っていまい。そう考えると、運命というのは非常にオモシロイものだなぁ。そのアルバムの名は「逆襲のアニパンク」。コレは、そのアルバムの1曲目に収録されていた。どうやら、その前に出したシングル「決戦のアニパンク」のメドレーの中に入っていたようだが、アルバム歌の際にフルバージョンとして再生させたらしい。
んで、聞いてみたわけだが、正直、最初は全然いいと思わなかった。つーのは、前にも書いたとおり、残酷な天使のテーゼというのはオリジナルの時点で、すでに完成されている曲なので、下手にアレンジされていると、非常に萎えなのだ。その点で、コレは当然ながらパンクバージョンになっていて、しかも出だしから太い男の声。ヲイヲイ、ちょっと待てよ、という感じ。コンポのスピーカーでは音を拾いきれず、何を言っているのか、全然聞き取れないことも結構あったし。
しかし、コレをテープに録音して、ウォークマンで聞いたときに、コレの凄さが分かった。オレは今までパンクというのがどういうものか、ほとんど知らなかったけど、イヤ、ヨイね。ノリが。アニメタル系の、アレンジだけメタルで、曲のスピードはそのまま、というのじゃ、だんだん満足できなくなっていたオレに、このスピード感は新鮮だった。音程よりもノリ! といった感のその音楽は、非常に漢だと思った。
たとえば、オーラスのサビの部分。
残酷な天使のテーゼ 窓辺からやがて飛び立つ ほとばしる熱いパトスで 思い出を裏切るなら
誰よりも光を放つ 少年よ 神話になれ
この部分、ひたすら音を外しております。しかし、それがカッコイイ。その他にも、サビに行くまでの圧迫感とか、サビ前にはエレキによる第九の1部分を挿入したり、間奏のバックでひたすら「逃げちゃ駄目だ」と呟いていたり(無論、最後にはシャウト)、非常にカッコイイ。
是非是非、空桶に入れて欲しい1曲なのだが、恐らく入んないんだろうなぁ。