勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
12/23(日)
さて、今日はこちんぴのHPでアナザーアギト木野薫(嗚呼、下の名前は薫というのですか。クウガの一条さんとかぶるのは故意?)の訃報が報じられていたので(って、最初は役者さんが死んだのかと思ったよ)、「ソレナラバ」と、こちらも印象に残る訃報ネタをひとつ。「鳥人戦隊ジェットマン」。
コレはいわゆる5色の戦士たちの中の1作品で、今なお異彩を放っている作品。監督はその筋にはあまりにも有名な雨宮慶太(ゼイラムとか仮面ライダーZO&Jとか鉄鋼機ミカヅキとかの監督)。で、これのあまりにもぶっ飛んだ展開に、つけられた異名が「トレンディ戦隊」。ナゼナラバ、コレは今までの戦隊ものであえて避けてきた部分をふんだんに取り入れた作品だから。その部分とは「愛」。つーても、あまり見ていなかったので正確には覚えていないけど、まぁ、思い出せる限り列挙してみませう。
まずは善いものの方から。
赤い人(♂)は敵の最初の攻撃で恋人を失ってしまい、そのことが忘れられない。
白い人(♀)は赤い人が好き。
黒い人(♂)は白い人が好き。
黄色い人(♂)はある日突然、白い人のことを好きだと言いだしたものの、その後そのことに触れられることは無かった(ヲイ)。やっぱキレンジャーの系譜に恋は御法度か(って、TRのドモンがいたな)。
つー感じで、白い人は黒い人の猛烈アタックを気にしつつも、赤い人が気になる。しかし、赤い人は昔の恋人のことを忘れられず、やがて白い人は自分のために命をはった黒い人とくっつく。ここまでが中盤までの展開。
続いて、悪ものの方。
女幹部は実は赤い人の恋人が敵側に回収され、記憶を消された。
幹部その1は女幹部の記憶を消した張本人。女幹部を自分の玩具だと思っている。非常に陰湿。
幹部その2(ロボット)は女幹部が好き。
番組後半になると、女幹部に記憶が戻り、更にややこしいことになってます。結局、どうしてかは覚えていないが、最終的に白い人は赤い人とくっつくのだけどね。当時のCMでも「愛」だの「揺れる心」だのといった煽り文句がバリバリ流れており、非常に違和感を感じた。
まぁ、今回は訃報ネタがメインなのだけど、この作品を語る上で上記の部分は絶対に外せないので、長くなってしまった。
ここからが本題。今回取り上げるのは黒い人。その名も黒木凱…って、違った。それはシュラトだ。
ホントは結城凱でした。ちゃんちゃん(演じるは若松俊秀なる俳優さん)。この方が、いわゆる「コンドルのジョー」タイプというのか、一匹狼タイプ。「オレはおまえがリーダーだなんて認めないぜ」という感じですな。だいいち、赤い人は恋敵でもあるわけで、そりゃ仲が良くなるわきゃ無い。まぁ、やがて男たちは分かり合うのだけど。そして、敵のロボット幹部と熱いバトルを何度も繰り返したりしてました。
最終回、赤い人と白い人の結婚式(!)に向かう途中、通りすがりの誰かに腹部を刺される凱(何故?)。しかし、それを感じさせずに結婚式に出席。二人を祝福した後、公園のベンチに座って、笑顔で一人ひっそり息をひきとる。
本放送の時は見ていなかったため、コレを初めて見たのは大学の頃、総集編ビデオで、だったが。いや、びっくりした。今までにも途中で死んだというのはあったけど、それは番組降板せざるをえなくなっての処置だった。でも、コレに関しては最終回。明らかにそういう脚本だよなぁ。
あらゆる意味で弾け過ぎていたジェットマン。DVDで出たら買うかもしれない…。