勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
2/12(火)
やっぱ、これについてもやっとこう。
百獣戦隊ガオレンジャー
嗚呼、上の画像はVシネのだけど気にしないで。
つーことで、ガンダムファイト中に最終回をやっていたコレ、東映の戦隊もの25周年企画という鳴り物入りで始まったわけだが、大きなお友達の評価は、正直あまり高くないねぇ。つか、低い。
その理由は何かといえば、やっぱストーリーがヘボい、と言う点に尽きるのではなかろうか。嗚呼、別に「もっとリアルな世界観で」とか言うクソヲタとは違うよ。もともと子供向け番組なんだから、1兆度の炎を放ったら地球自体が燃える、とか言ってもナンセンス。むしろ、アクシズが落下してもそれを止められない、なんてーゆーフヌケたリアルさは要らん。そこは止めてこそのエンターテイメントだろうに(なんかことあるごとに引き合いに出しているが、相当に納得いかない)。
そう、重要なのはエンターテイメント。しかし、それはご都合主義とは違う。どうせ子供が見てるんだから、とテキトーに作るのとはわけが違う。子供ってのは、ホンモノを見極める点においては大人よりシビアだと思う。
例えば技が破られるとする。そしたら、新しい武器を開発する。それはいい。しかし、その話の前半で破られて、後半で新しい武器というのはどーゆーことよ。全然説得力無い。そのまま2話くらいひっぱってから登場した方が、ありがたみも増すし、それまで苦戦していた敵が一撃で! ということになる。たとえば同じ戦隊もののダイナマンは新しい技を生み出すのに3話かかってるし、バイオマンの巨大ロボの技が破られたときだって、2話くらいそのままだった。もっと古い例をあげれば、仮面ライダーストロンガーがチャージアップを身につけるまで実に6話くらいはかかっている。で、その間は足りない力を頭で補って敵を倒していた。その辺が丁寧に書かれていたのも好感度高し。最近の脚本家が分かってないのか、スポンサーが分かってないのか。ま、恐らく後者だろうな。嗚呼、今は新しい武器というのを例にしたけど、それは新しいロボでも、新しい仲間でも同じことよ。
そういう点で、今回のガオはかなり弱かった。もともとロボットに合体するパワーアニマルをたくさん出さなきゃいけない、という大前提があったため、ほとんどがその話で突然登場していた。ひどいのになると、その日の話で赤を残して全員死亡したにも関わらず、その日の後半で皆復活&新しいパワーアニマル。もう、最悪。ちったぁひっぱれよ、こんなおいしいネタ。説得力があったのは、ガオライノス&ガオマジロくらいだな。
つーわけで最終回になっても、この悪癖は直らず。つか、むしろ更に劣化。前回敵のラスボスにパワーアニマル全てが破壊され、今回は巨大ロボ&変身ナシでの戦闘。なのだが、奇跡です。皆の戦う意志がひとつになった時、全世界のパワーアニマルが復活しました(CVマスオさん)。って、ヲイ! 突然現れた夥しい数のパワーアニマル。どさくさに紛れて、前回倒されたやつらもちゃっかり復活。しかし、何故復活したかの説明一切ナシ。ここでホントに百獣合体とかしてくれるんなら、それはそれでかなり燃えたところだったが、予想通りそんなことはまったくナシ。嗚呼、バンダイやる気ねぇな。
つーわけで、個人的には後半は歴史に影響を与えるからと巨大ロボが全然現れなかったタイムレンジャー(前作)の方が、評価高い。次に始まる忍風戦隊ハリケンジャーはどうなるのかね。