勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
3/8(金)
本当は2日前にやるはずだったネタを公開。
グラン・バガン
少し前までジャンプで連載していたマンガ。過去形ですな。要するに、ジャンプお得意の「人気が無いから10週打ち切り」の犠牲者の一人。そんなことしてるから、質がどんどん落ちてくんだと思うのだが。あと、ジョジョが常に後ろの方にあるにも関わらず、全然終わらないのは何故?
ま、それはともかく。
内容としては、16世紀末、馬眼という名の侍が欧州へ密航。英国の諜報員となって云々。まぁ、サムライミーツウエスト(コレは西部劇か)もしくは兜(むしろこっちに近いかも)といった風情のマンガ。
結構面白いと思うのだがね。突く、叩き切る剣が主流の西洋で、馬眼の「斬る」刀が恐れられ、魔剣サムライソードと呼ばれたり、軍艦に襲われた船を助けた理由が「一宿一飯の恩義」だったり。ウィザードリィにも通じる部分があるかもしれんな。ま、オレが時代劇好きというのも大きなポイントだが、西洋人が馬眼を見て常に驚いたりしているのが、同じサムライの血を引くものとしては非常に心地よいというか、なんつーか。
そして、歴史上の人物が次々と登場するのもヨイね。シェイクスピアに始まり、エリザベス女王や、私掠船長フランシス=ドレイク、その他も歴史上の人物(と思われる)が次々出てくるのだが、イギリスの歴史に詳しくないので全然分かりません(ヲイ)。
やっぱね、こういう演出というのは非常に燃えるのよ。山田風太郎「魔界転生」なんかはいい例だと思うが、その他にも越後の蒼龍河井継之助主役の司馬遼の「峠」で、諸国遊説中の継之助がとある所で出会い、語り合ったのが、吉田稔麿(池田屋で新撰組に斬り殺される攘夷派の大物)だったり、大地真央の「女ねずみ小僧」で出てきた野々村真演じる「金」が、最後の最後に「オレは北町にいるから」と言って去っていった時の驚きよう。マサカ若かりし頃の「遠山の金さん」!? 確かに遊び人で彫り物してたけど、全然気づきませんでした。
結構期待してたのに、終わってしまったのだな。嗚呼、無情。しかも何故10週かっていったら、コミックスで2冊になって、その分収入が増えるから、か、集英社!? なめんな固羅〜。