勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
3/25(月)
VIVA! 衝動買い。
足洗邸の住人たち
つーわけで、作者は知らないし、この作品自体もまったく知らんかった。なにげなーく、本屋に平積みされていて、なんとなーく、ちらっと読んで、なんとなーく買った。
コレはワニブックスのGUMCOMICS。と言われても知らない。作者はみなぎ得一なる人物。と言われても知らない。細い線とコレでもかというくらい細かなカキコミと、やたらと多い字が印象的。
内容の方はというと、大召喚によって世界の至るところに魔界や異界が繋がってしまい、色んなモノがあふれてから20年後、田村福太郎なる絵描き(人間種)が、足洗邸なるアパートに越してきたところから始まる。
しかし、この足洗邸というのが一癖も二癖もある場所で、管理人は猫又のこまさん(♀)。どうやら、「鍋島の化猫」に出てきた猫らしい。本懐を果たし、今は子猫に宿っているのだとか。
1号室の住人はメフィスト・ヘレス(♂)。シルクハットにタキシードというお約束のいでだち。いわゆる「我は求め訴えたり」のアレですな。
2号室はランダムででっかい足が降ってきて「足洗えー足洗えー」と言うらしい。3年前に住んでいた味野娯楽氏(♂)が踏み潰されて死んだが、地獄に続いている井戸に投げ込まれたら何故か復活。今は「狂骨」として第2の人生(?)を送っている。元組長。
3号室は不在。
4号室は欠番。
5号室の住人は須美津義鷹(♂)。その正体は作中では語られてないけど、解説を読むと、どーやら「鵺」。探偵業をしているけど、仕事してるところを見たことが無い。いわゆるオトナの不良。
6号室の住人は望月玉兎(♀)。名前の通り、「兎」。職業はエロ小説家。非常にさっぱりとした性格で、オレのイチオシキャラ。チャイナ服だし(1回しか着てないけど)。
7号室の住人は笠森仙(♀)。元は人間だったのだが、十年前に部屋でストーカーに襲われ、天井に死体を隠されていたため、「天上下」として復活。その後、足洗邸の「家神」にヴァージョンアップ。「逆柱」や「影女」や「家鳴」を使って足洗邸を守る。非常に御茶目な女子高生。
8号室が、主役の福太郎。ふつーの人間だが、過去に秘密がある様子。
まぁ、こんな破天荒な設定なわけで、この他にも妖怪多数。目指せ、第2の水木一郎じゃなくてしげる。話の方も非常に気の抜けたというか、オキラクゴクラクな感じで。思わぬ拾いものだった。もうすっかりこの作者のファンですな。
つか、大復活祭もこの人の作品かー。こりゃ、向こうも手に入れねばなるまい。嗚呼、コレは独り言。分からなくて結構。