勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 5/29(水)

 宙明節燃え〜。

 SHINING SPIRITS

 

 なんでも、メタルヒーロー20周年なんだそうな。メタルヒーローというのは今更説明の必要も無いだろうが、「宇宙刑事ギャバン」に始まって、「宇宙刑事シャリバン」「宇宙刑事シャイダー」「巨獣特捜ジャスピオン」「時空戦士スピルバン」「超人機メタルダー」「世界忍者戦ジライヤ」「機動刑事ジバン」「特警ウインスペクター」「特急指令ソルブレイン」「特捜エクシードラフト」「特捜ロボ ジャンパーソン」「ブルースワット」「重甲ビーファイター」「ビーファイターカブト」「ビーロボ カブタック」「テツワン探偵ロボタック」までの特撮作品。それまでのヒーローの全身タイツ系スーツから脱却し、キンキラ真空蒸着(文字通り蒸着ですわ)させたコンバットスーツを着たヒーローという新たなジャンルを開拓した由緒正しいシリーズ枠で、ギャバンのデザインをもとにしてロボコップが生まれたのは有名な話(ちなみに、戦隊ものの「電撃戦隊チェンジマン」の敵キャラ、副官ブーバのデザインをプレデターがパクッたのも有名な話)。この枠の流れでロボコンが復活し、そしてウルトラマンと並ぶ日本を代表する特撮キャラ、仮面ライダー空我AGITOΩ龍騎)までもを復活させた。
 で、コレは前述の17作品のOP、ED曲を集めた、ナントモ熱いCD2枚組で御座います。やっぱ、漢なら続けて聞くと、燃え狂いますな。でも、OPは実は大体の曲を持っていたりする。嗚呼、ネットってステキ。それでも購入する価値は十二分にある。
 で、ブックレットの前半に鈴木武幸氏(東映営業部長)、渡辺宙明氏(言わずと知れた初期メタルヒーローの音楽担当)、鈴木キサブロー氏(中期メタルヒーローの音楽担当)、串田アキラ氏(言わずと知れたくっしー。宇宙刑事シリーズ主題歌担当。その他、ジライヤやジバンも)、宮内タカユキ氏(言わずと知れた宮にぃレスキューポリスシリーズ主題歌担当)のインタビューが掲載されているのだが、くっしーのインタビューでこんな件がある。

 ギャバンはね、フィクションなんですケド、みなさん小さい頃はそんな区別もなく、本当にいると感じて見ていた。そんなギャバンの姿を胸に、「俺もアイツのようにガンバッてやろう!」って、大人になってもそうやって生きていてくれる。ギャバンはウソなんだけど、現実それでガンバれてるんだったら、それは本当だと。ウソのおかげで本当の自分ができたなら、ギャバンも本当だと。

 嗚呼、くっしーいいこと言い過ぎ!!! 
 歌手は星の数ほどあれど、子供に夢を与えられる歌手っていうのは極わずかなわけですわ。昔はそうは思わなかったけど、今では、もしオレが歌手になったとしたら、絶対特撮ソングかアニソン歌いたいと思うもの。もし役者になったとしたら、特撮出たいと思うもの。その辺はライガーがマスクマンを希望したのと同じなのかな(分かりづらい)。
 嗚呼、しかし、詞で見るとこんなにバカバカシイ「ガガン」だとか「ダダン」だとかの歌詞が、歌になると何故こうもかっちょぇーのか。まさに宙明マジック

 

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