勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
6/16(日)
はくなまたーた。
ライオンキング
13日に社員旅行で劇団四季のライオンキングを見てきたのは既に書いたが、コレはそのときに購入したサントラ(でいいのか?)。
前に書いたとおり、オレはそれまでミュージカルというものを見たことが無く、「歌う劇」という認識しかなかった。タモリが「ミュージカルは大嫌い」と言っていたのと、歌劇ということで「宝塚」をイメージしていたため(つーても、宝塚だって見たこと無いんだけど)、どちらかと言うと女の人が見るものでオモシロクナイ、という感覚でいたのかな。
だから、今回の旅行はコレがメインと知ったときは、「その時間を自由散策にしてくれればなぁ」と思ったものだ。だって、休憩込みで3時間ですよ、3時間。あまり見に行ったこと無いけど、映画館にだってそんなに長い時間居たことないのに。
だから、かなり醒めた感じで(その前の昼食がトラブったこともあって)開演を待っていたのだが(結構、周りにそういう人が多かったように思う)。
私が悪う御座いました。
まず、最初っから、演者の迫力に引き込まれてしまった。やっぱ、何事にも掴みというのは重要らしい。劇の大まかなストーリーは以下の通り(パンフ抜粋)。
ライオンの王、ムファサは、息子・シンバに、来るべき王座に就く心構えとして「サークル・オブ・ライフ(生命の環)」、つまり、魂は永遠に受け継がれていくという、自然界の理念を教える。しかし、幼いシンバにはまだ理解できるはずもなく、ガールフレンドのナラと共に大地を気楽に遊び回っていた。
そんな平和なある日、シンバの叔父スカーが王位を狙い、父を殺してしまう。シンバはスカーに脅され、自分のせいで父が死んでしまったものと思い込み、群れを離れ、一人旅立っていく。未知の土地で失意のどん底にあったシンバは、ミーアキャットのティモンとイボイノシシのブンバァと出会って「ハクナ・マタタ(くよくよするな)」の歌に励まされ立ち直る。
時は流れ、若者に成長したシンバの前にナラが現れ助けを求める。シンバは湖に映った自分の姿に父の面影を見出し、あの「サークル・オブ・ライフ」の教えを思い出し、スカーと対決すべく故郷へと帰っていった。
舞台がサバンナであることから、流れる音楽は何処となく中近東なイメージ。そして、中近東と言えば管野よう子。最初っから、何処となく管野節だなぁ、と思いながら聞いていたのだが、ムファサがシンバに「サークル・オブ・ライフ」の理念を教えている場面の曲が非常にオレのツボで、「コレってサントラ無いのかなぁ」と思った。そしたら、休憩中に売店に行ったところ、あるではないか。コレは買うしかあるまい。で、購入。
コレ、いつ録音したのか知らないけど、劇中そのまま。だから台詞とかもそのまま入ってる。それは別にいいんだけど、見てきた内容とぴったり一緒。思わず、さっきの劇の録音? とか思ってしまうくらい。んなわけねぇわな。発売は99年…99年!? オレが就職した年か? そんな前から…。
しかし、休憩後の劇中歌はマジで名曲揃いだな。ナラが荒廃した故郷から旅立つときの歌「シャドウランド」、シンバが昔を思い出して悩むときの歌「終わりなき夜」、シンバがナラと再会したときの歌「愛を感じて」、そして極めつけが、シンバが湖に映った自分を見て故郷へ帰る決心をするときの歌「お前の中に生きている(リプライズ)」。コレは前述のムファサが「サークル・オブ・ライフ」の理念を教えている場面の曲のリミックスなんだけど、マジサイコー。もともとこのCDを購入する原因となった曲だから、イイのは当たり前なんだけど、こっちの方がさらに輪をかけてヨイ。オレはこの場面で思わず泣きが入ったものな。場面としては泣かせどころではないと思うのだけど、此処で泣いたのは映画「インディペンデンスデイ」で大統領の演説で泣いたときと同じ理屈だと思う。圧倒されて感動して、泣いた。
嗚呼、しかし、CD買っておいてこんなこと言うのはナンだけど、
やっぱ、ライブに勝るものは無い。
赤坂BLITZで思い知ったけど、改めてそう思った。演者の迫力がビリビリくるものな。あの人たち、マイクも無いのに(多分)、なんであんなに声が響くんだろう。
ただ、S席11,000円はどうかと思う。確かにそれだけの価値があるのは間違いないけど、ほいほいと出せる値段ではないわな。なんたって、渋谷AX2夜分ですよ!(夏に行くので)