勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 8/18(日)

 加藤夏希激萌え。特に最初の似非ブルジョワジーな衣装。

 仮面ライダー龍騎 EPISPDE FINAL

 

 昨日から公開された「仮面ライダー龍騎」劇場版。TVでの放送も中盤を越えたあたりだというのに、劇場版ではナント最終回を演るという。なんですとー。
 最初はそうでもなかったのだが、日に日に見たい欲が高まってきて、昨日何気に隣町の小さな映画館でも公開してるのかとネットで調べてみて、演ってると知った瞬間に、オレの中で「見たい」から「見る!」に変わった。
 しかし、懸念される最大事項。それはクソガキども。流石にガキンチョで一杯の中に、ひとりでいるのは激しくナシ。まぁ、それもあって、敢えて小さな映画館を選んだけど。あそこなら毎年潰れるかもという噂が出るくらいだから(実際、1回潰れてるし)、そんなに客もいるまい。一人暮らしなら、昨夜のレイトショーに迷わず行ったんだろうけど(安いし、ガキもいるまい)、流石に家族と暮らしているとそんな急な予定変更もできず、結局、今日の最初の上映に行ってきた。
 しかし、小さな映画館だけに、ロビーなど無きに等しい。そして当然いるわな、ガキども。嗚呼、恥ずかしい。ここにいるのが一番苦痛だったな。嗚呼、あとは「これより仮面ライダーのチケット販売致します〜」と言われて並んだのに、オレが買うときに「仮面ライダーですか?」と訊かれたこと。でなきゃ、並んどらんわ、木瓜が〜。何を訊くか。そして、ガキどもに配られたオマケはオレには無しか。いや、いらないけど、なんかサミシイ。
 会場入り。あまり前の方に座って、後ろのガキどもに騒がれるのも鬱陶しいので、敢えて一番後ろに座ってみた。もっとも、小さな映画館なので、一番後ろでも十分なのだが。そして予想通り、空き空きとは言わないが、別のグループとの間に椅子一個空けられるくらいの客の入り。しかし、見る限り、大人一人で来ているのはオレだけだったな。
 さて、映画の方だが、前座「忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE」が終わって(ごくふつーの映画だったな。吉野紗香萌え〜。中学生くらいに見えたので、「ヤバイ。呂利じゃないのに」と思ってたら、20歳くらいでした。遣れ遣れ一安心)、いよいよ龍騎の開幕。しかし、最終回を演っている以上、その内容を書くのは不義というものであろう。というわけで、恒例のネタバレ反転で。

 
 ゲームマスター神崎士郎に突如言い渡されたタイムリミットはあと3日。現在生き残っているライダーは龍騎ナイトゾルダ王蛇ファム(加藤夏希演じる初の女性ライダー)と、あと一人はまだ姿を見せず。13人目のライダーにして最後に生き残った者と戦うというオーディーンが数に入っていないのは、途中で退場したから? それともラスボスだから数に入れてないのか? それは結局分からなかったけど。

 ともあれ、闘いを止めたい龍騎と、ただ戦いたい王蛇以外は皆戦う理由があり(ナイトは意識不明の恋人を救うため。ゾルダは余命わずかな自分のため)、俄然ヒートアップ。姉を殺した浅倉(王蛇)を倒し、冷凍睡眠状態の姉を生き返らせるためライダーになったファムは王蛇とバトル。その向こう側ではナイトとゾルダがバトル。そして王蛇に倒されそうなファムを助けるかの如く、残りの野郎ども皆まとめてエンドオブワールド発動! ずどどどどどどどど〜。しかし、サバイブ&ユナイト時を除けば最大のAPを誇りながら、相変わらず誰も仕留められないのは如何なものか

 それはともかく、北岡さん(ゾルダ)が弁護した浅倉の事件が、美穂(ファム)の姉の事件だったわけで、北岡さんは美穂には罪の意識を持っている模様。そんな北岡さんに浅倉曰く「甘いな、お前。死ぬぜ」 くぁ〜、イカス! 今回の浅倉は名台詞が多いな。自分に敵意を剥き出しにする美穂に向かって、「やるか? 俺と」とか。

 しかし、そんな浅倉がまさかの最初に脱落。ファムを追い詰め、ユナイトベント発動! 獣帝ジェノサイダー出現! 唸れ必殺、ファイナルベント「ドゥームズデイ」! TVでもいまだその全容が明らかになっていないこの技、映画で見られるか!? なんか、ジェノサイダーの首の下にぽこっと小さな穴が開いて、其処に向かってファムを蹴倒す王蛇。あそこに吸い込まれて終了ってことか!? と思いきや、現れる黒い影。間一髪でファムを救ったそいつは。キター。残る一人のライダー、仮面ライダーリュウガ! その容姿はまさに黒い龍騎。いきなり放たれるファイナルベント。ドラゴンライダーキック! ただし低空。しかも変なビームを出して敵を動けなくしてから蹴るという、オリジナルよりも凝っている。王蛇はかろうじてかわすものの、ジェノサイダーが捕まった。炸裂! ジェノサイダーの上半身が吹っ飛びました。つえー。かくして契約モンスターを失ってブランク体になる王蛇。其処にファムの攻撃。カードデッキが粉々に。変身が解ける浅倉。それでも、生身でファムの首を絞め上げる。つえー。しかし、此処でタイムリミット。哀れ塵となって消える浅倉。成る程。ミラーワールドで生身だとこうなるわけね。
 仮面ライダー王蛇 浅倉威 死亡  残るライダーはあと5人

 そして更なるビッグサプライズ。
 先の戦闘中、王蛇に襲われるファムを助けたゾルダだが、「余計なことを!」と逆に攻撃され、負傷。現実世界に戻ってきた北岡さんは吾郎ちゃんに向かって、「なんかもう闘いが空しくなっちゃったよ。静かに残りの人生を楽しむのもいいかもね」 ナニー? まさかあんたの口からそんな台詞が出てくるとわ。早速気分を変えて玲子さんを食事に誘う。「貴方も懲りないわね。これで38回目よ」「いえ…42(死に)回目ですよ」と言った北岡さんが印象的(つか、オレはそういう意味に取ったのだけど、ホントのところは分からない)。
 仮面ライダーゾルダ 北岡秀一 脱落  残るライダーはあと4人

 その後、自分を助けたのが真司(龍騎)だと勘違いしている美穂は、真司を呼び出してなにやらお好み焼きデートの様相。嗚呼、重ねがえすも加藤夏希萌え〜

 ちなみに、お好み焼き屋の店員がオムロン、真司と美穂の青海苔の奪い合い(「歯につくからやめなよ」「青海苔が怖くてお好み焼きが喰えるか」という傍目にもラヴラヴな痴話喧嘩。嗚呼、うらやますぃ)の末、大量の青海苔が飛んだ先には…氷川さん!? 更に同じ席には小沢さん北條さんの姿も。そういえば、このちょっと前のシーンで美穂が真司のカードデッキを奪おうと仕組んだデートもどきで行った遊園地には真魚ちゃん翔一くんの姿もあったし、さらにもっと前のシーンでイライラしている浅倉に殴り倒されてるのは葦原さんではないですか…って、なんで葦原さんだけこんな役…。相変わらず不幸ですな。でも、一番映ってたのは葦原さんだからいいのか? (注:以上は皆、前作「仮面ライダーAGITOΩ」の主要キャラです。無論、役どころは違うけど。でも、木野さんはいないのな。やっぱり)

 そのデート(?)の途中で、真司と入れ違いに鏡の中から現れる真司。こいつがリュウガの正体かー! 現実世界にタイムリミットがあるなど、どうやら向こうの世界の住人のようだが。そして変身してファムと戦うが、コレがもう圧倒的な強さ。一方的に押されっぱなしのファム。ドラグブラッカーに噛み付かれてそこいらの柱にガスガスぶつけられるシーンはマジで痛いっす。
 ファム、絶体絶命のところに現れたホンモノの龍騎に救われ、リュウガもその場は撤退。
 心配する真司だが、美穂はどうやら無事な模様。「もう闘いはやめような」「…考えとく」といった会話のあと、別れる二人。しかし、真司の姿が見えなくなったところでぶっ倒れる美穂。
 「真司・・・靴紐くらい・・・・自分でちゃんと結べなきゃダメだぞ・・・・・・・・・ゴメンね・・・・・・・ お姉ちゃん・・・・」
 仮面ライダーファム 霧島美穂 死亡 残るライダーはあと3人
 ぐはぁ! コレがマジで一番こたえた。

 嗚呼、そうそう。ミラーワールドの謎も解き明かされてたんだっけ。
 もうすぐ20歳の誕生日を迎えようという神崎優衣。しかし、鏡の中に少女の姿を見てぶっ倒れる。おばさん曰く「士郎と離れ離れになってすぐにもこんなことがあった」 意識を取り戻した唯が何処ぞの地面を掘り返して取り出した箱の中には、鏡の破片とモンスターの絵。兄(士郎)と別れて寂しかった自分を護ってくれる気がして、優衣が書いたのだそうだ。それが何故現実に存在するのか? ある日唯は何処かの男の子と遊び、次の日も遊ぶ約束をしたのだが、その子は現れなかった。悲しくて泣いていた優衣は鏡の中の自分に誘われ、ミラーワールドへ。しかし、帰る時間が過ぎてしまい、現実世界に帰ったら死んでしまうという。泣きじゃくる優衣にもう一人の優衣が言う。「じゃぁ、私の命をあげる。その代わり、あのモンスターの絵をちょうだい」 何故そんなものを欲しがったかは知らないが、それが現在のモンスターらしい。そして、優衣の貰った命にもタイムリミットがあって、それは20歳の誕生日。なんですとー。
 「死にたくない」という優衣の前に士郎が現れて、「オレがお前に命をやる」 要するに、ライダーバトルで生き残った者のより強い命を優衣に与えるためにこんなことをしているようですな。

 そして更に更にビッグサプライズ。
 優衣が子供の頃にあった少年が真司だとー!? 雨が降って真司が約束を守れなかったから、優衣はミラーワールドに行き、そしてライダーバトルが始まった。つまり、すべては真司から始まったこと!?
 驚愕する真司の前に現れるリュウガ。「俺を受け入れろ。そうすれば俺達は最強のライダーとなる。神崎優衣に新しい命を与えることもできる」その言葉に屈してリュウガと同化してしまう真司。現実世界での肉体を得たリュウガと(ナイト)の最後のバトルが始まった!

 その頃、神崎兄妹は静かに優衣の誕生日を祝っていた。江田島研401号室。なんか、水滴の落ちるシーンがやたらと挿入されるな、と思っていたら、この女、手首をかっ切ってやがったのかー!! 手遅れになってからそのことに気づき、半狂乱になる士郎。「俺はなんのために!? うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜!!!」
 かくしてお兄ちゃんは塵となって消え(ってことは、この人も向こうの住人なのか?)、東京中の鏡という鏡が割れた。

 異変を察知した蓮が優衣のもとへ。追ってくるリュウガ。しかし、優衣の遺体を見てリュウガの動きも止まる。「俺を拒否するのか!?」 そして、リュウガの中から真司が分離。
 「もうお前には騙されない。優衣ちゃんはそんな事望んでいないんだ! 他人の命なんて!」
 変身する龍騎。死闘の末に放たれたドラゴンライダーキックVSドラゴンライダーキック。で、勝者はどっち? 蓮は真司だと言ってるけど、イマイチ信用できないし。

 しかしその頃、割れた鏡の中から大量のモンスターが現れ、東京上空を覆っていた。此処からは某野望なところほとんどコピーな感じで。つーか、此処の管理人は何故にこんなに台詞を覚えているのか。
 「城戸・・・・俺は今まで友と呼べる人間がいなかった。作ろうとも思わなかったしな。だが・・・お前は唯一友と呼べる存在かもしれん」
 「蓮・・・・」
 「だがわかってくれ 俺は闘わないワケにはいかない! 例え可能性がどんなに低くてもそれに賭けるしかない! 俺と闘ってくれ」

 「・・・ああ 俺の頼みを聞いてくれたら・・・闘ってやるよ」
 「何だ?」
 こいつら、この期に及んでまだ闘うつもりか。やっぱりこの真司はリュウガか! とオレが思った次の瞬間、穏やかな表情で答える真司。
 「・・・・・・死ぬなよ蓮」
 「! フ・・・・お前もな」
 嗚呼、やっぱりこいつは真司だ。そして、これからあの大量のモンスターと戦おうというわけね。こいつらの性格からいって、大量のモンスターに人々が襲われてるのを放っておくわけが無いとは思っていたけど、やはり漢! 
 最後の語らいを終えた二人の戦士。迫り来るモンスターの大群を前にカードデッキを構える!
 「変身ッ!」  「変身ッ!」

 仮面ライダー龍騎サバイブ!!!
 仮面ライダーナイトサバイブ!!!

 なんでいきなり、とは思ったものの、単純に格好いいので許す。そして、此処でオレの中である予感が。
 ドラグランザーダークレイダーにそれぞれ乗って、大量モンスターの群れに突っ込む二人のライダー。閃光! 爆発! そして、

 スタッフロール

 嗚呼、やっぱり〜。終わるんじゃないかな〜、と思っていたので。時間的に。しかし、アレだけバスバスと主要キャラが死んでいく中で、更にこの二人のどちらかの死など見たくないわけで、オレとしては此処で終わってくれて良かった。少なくとも、某EVAのラストよりかは100倍マシ

 
 つーわけで、素直に見に行って良かったと言える。ちなみに映画見てる間に友人から携帯に電話が来て、当然出なかったのだが、終わってからかけて「いや〜、映画見ててさ、仮面ライダー」と言ったときの空気といったら。
 あとは、とりあえずこの辺のガキは躾が良いのか、それほど騒いだりしなかったので、オレもガキに向かってライダーキックかまさずに済んで良かったのだけど、トイレくらい我慢しろや、木瓜〜
 しかし、こうなるとTVの方はどういう方向に進むのやら。

 

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