勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 12/17(火)

 ようやく完結ですか。

 B'T X

 

 どっからどう見たって聖闘士星矢晩年車田正美(死んでないよっ!)のマンガの文庫版。毎月2巻づつ発売されてて、今月の7&8巻にて打ち止め。堂々完結で御座います。久々の打ち切りでない長編だったのではないか。それはそれで悲しいが。
 正直言って、ほとんど内容知らずに買い続けたわけだが、まぁ、そんなに悪くはなかったかな。ひたすらバトルバトルなのは少年マンガの宿命だから仕方ないし、なにより無闇矢鱈と熱いのだよ。やや空回りな感は否めないが(駄目ジャン)。
 しかし、何処から持ってきたのか分からんが、完全に読者置いてけぼりな学術的な内容が随所に現れるのな。7巻は特にその傾向が強い。

 あるとき山羊が言った。
 「ウソがいつまでも見抜けないとき、ウソをついているのは私ですよ」
 次に獅子が言った。
 「山羊がウソつきならば、次に竜の言うこともウソである」
 さいごに竜が言った。
 「もし私のウソを見抜いているものがいたら、それは正しい」
 さて、この中でウソを言っているのは誰ですか?

 ちなみに答えは永久に出ないそうな。オレは考えるのを放棄したけどな。
 それにしても、せっかくの最終回だというのに、最後余韻無さ過ぎ。その辺の演出分かってないね。昔はラストバトル終了=終了でも違和感無かったけど、最近は余韻というものが無いと激しく物足りない。オレも歳をとったということか。できるならば、ラストバトルは最終回の1話前に終わらせて、最終回は後日談とか、全然関係のない日常とかをやってくれると嬉しいんだけどな。
 あと、最後の戦場が宇宙で、其処から帰るときに当然大気圏突入して流れ星のようになるわけですよ。そしたら、地上でそれを見ている子供たちがいるわけですよ。こっ、この展開は!? と思っていたら、流れ星(主人公)にお祈りをしているですよ! 

 やりやがったな、車田正美!!!

 コレはかの石森御大「サイボーグ009」のワンシーンじゃねぇかよっ! 「不思議の海のナディア」もパクったと言われる超有名シーン。確かに名シーンでパクりたい気持ちは分かる。分かるが…嗚呼。やはり車田正美は過去の人だったか…。

 

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