勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 12/27(金)

 ふと思い出した。客は完全無視な感じで。

 SATORU NAKAJIMA

 

 中嶋悟。日本人初のF1レーサー。今は監督か? 
 コレはカレが引退する年(1991年)の11月に発売された。当時はまさにF1ブーム真っ只中であり、セナ、プロスト、マンセル、ピケ等トップレーサーとともに、そのブームを引っ張っていたのが中嶋であることには恐らく誰も異論は無いだろう(亜久里は知らん)。そのせいか、カレの鈴鹿ラストラン直前には特番が組まれ(深夜だけど)、そして引退後にはこんなCDが出るという。ゴイス。年間何日放送されているかも分からないプロ野球の選手でさえ、こんな扱いをされることはあるまい。
 オレがF1を見始めた理由というのは至極単純で、周りが皆見ていたからというだけ。それでも、興味は少しあったが、わざわざ深夜の2時間をビデオに撮るような事はしなかった。ホントに見始めることになったきっかけは、90年メキシコGP。当時は全国的には日曜の12時からはスポーツニュースをやっていて、F1の予選の結果なども其処で放送されていた。しかし、この辺は物心ついた頃から日曜昼12時といえば「笑っていいとも増刊号」の時間。所詮、一部地域なのでな(泪)。しかし、何故か知らないが、そのメキシコGPのときは昼の12時からこの辺でもスポーツニュースをやっていたのだよ。そして、其処で初めて中嶋悟とティレル019(中嶋のマシーン)を見たのだよ。スタイリッシュな青いボディ。そして、独特な形のドルフィンノーズ。しかもそのレースの中嶋は予選9位。激しくカッコ良かった。言うなれば、惚れた。そこからオレのにわかF1ファン生活が始まるのだが、それはまた別の話。
 ちなみに、次の年はHONDAエンジンを積み、ノーズの先端にshellのマークも入った更に激しくカッコ良いティレル020になったのだが、突然BRAUNがメインスポンサーに入り、色も白と黒のツートンに変更され、激萎えピレリタイヤ氏ね!(関係無い)

 CDの話をしよう。
 収録曲は前10曲。しかし、曲は半分だけであり、もう半分は中嶋本人がこれまでのことを語っている。だから30分程度で終わってしまう。中味は濃密だけどな。
 曲は中嶋のメインスポンサーであるEPSONのCMで使われた曲が3曲。89年のCMソング「約束」、90年CMソング「冒険者」、91年CMソング「楽園の君に」。そういや、時差の関係で夜11時から放送だったイギリスGP(多分)の放送で初めてEPSONのCMを見て、そのときかかってた「冒険者」のCDシングルを友人と買いに行き、最初に入った店に1枚しか無かったので、半ば奪うようにオレがゲットしたのだが、次に行った店にもあって友人は其処で買い、開けてみたら、オレの方は中嶋のステッカーが同封されて無い仕様だったのも今となっては善き思ひ出…なわけあるか、木瓜〜!
 他の2曲は、中嶋悟本人の曲(!)「悲しき水中翼船」と、中嶋引退特番の最後にかかってた「静かなる朝」。ちなみに、中嶋以外の曲は皆「矢萩渉」という人が歌っている。安全地帯のギターの人だそうな。
 しかし、何故にこんなものをふと思い出したかは激しく謎。実に久しぶりに聴いたら、当時は声の出なかったキーも歌えるようになってて、「嗚呼、オレも成長したものだ」とちと嬉しかった。

 

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