勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 1/13(月)

 マイナー?

 スカルマン

 

 その筋の人間であれば、一度は名前を聞いたことがあるのではないか。御大石ノ森章太郎によって生み出されたダークヒーローであり、本来であれば仮面ライダーの代わりにコイツが世に出るはずだった。しかし、髑髏を模したマスクがテレビ局のお偉いさんに不評だったためにボツくらい、紆余曲折を経て仮面ライダーが誕生。とはいえ、アレもバッタの顔というよりは髑髏顔なんだけどね。その辺は御大も意識してデザインしたようだけど。
 マンガの方は御大作画で100ページ程度の読み切りだったようだけど、その続きを描くということで御大に指名されたのが燃えるマンガ家島本和彦。言わずと知れたGガンのキャラデザ(って、それは情報に偏りがあるだろう)。
 でまぁ、その内容であるが、御大ヴァージョンはそりゃもうトンデモであった。最初にダークヒーローと書いたとおり、コイツは人をコロスコロス。例えそれが、上からの命令で何も知らずに悪事をやらされているごく普通のサラリーマンであろうとも、躊躇なし。ばっきゅんばっきゅん逝ってます。
 島本版になると、ちょっと雰囲気が変わって、倒すべき存在が登場。基本的にはこいつらとの戦いになる。で、出てくる相手も「蜘蛛男」「蠍男」「蜂女」「カメレオン男」「コブラ男」などなど。嗚呼、コレって仮面ライダー?
 その辺の雰囲気が気に入って文庫版を買ったのだけど、途中で掲載誌が変わったらしく、なんかそれまでのんびりと進んでいた話が急遽展開が早くなり、コチラが「えっ?」と思っているあいだに、話しの方はどんどん先へ先へ。そして、気がつけば終わっていた。えーと、しかもこの終わり方はなんなんでしょうか…。文庫版最終巻である5巻は今月上旬に出たので、各自確認せよ。
 嗚呼、しかし、島本和彦の描く女の人は色っぽいな(馬鹿)。

 

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