勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
2/15(土)
ちゃんと続いているようで一安心。
PEACE MAKER 鐵 2
此処では既に何度か登場している「PEACE MAKER」。端的に言うならば「新撰組ものマンガ」。作者は「黒乃奈々絵」。
前巻の最後で近藤くんや藤堂くんが隊士募集してたわけで、今巻の冒頭にていよいよ登場したよ、伊東甲子太郎くん。永倉くんを見た目子供にし、山崎くんを年齢を10歳以上も引き下げ、斉藤くんを霊能者にし、藤堂くんをロリ(小さいもの好き)にし、原田くんを巨漢バカにし(それは大概そうだ)、坂本龍馬をインチキ外人にしたこの作者のこと、きっと伊東くんもなんとかいじってくるに違いない! と思っていたのだが、見た目普通。何だ期待外れ。ちっ。と思っていたらば、やっぱりやってくれやがった。
シュードー。
どーん。しかも「⇒土方」な感じで。ゲラゲラゲラ。ま、それでも従来どおりイロイロと策謀を練っているみたいだけどね。
そんなことよりも、この巻のメインは「山南さん脱走」。コレなのだよ。そんな重い話を笑い話に出来るわけも無く、この巻の最初こそギャグだったが、あとはずーっとシリアス。しかし、コレの主人公は土方の小姓「市村鉄之助」くんだったはずなのに、全然出てこないな。ま、仕方ないか。
しかしアレだね。司馬遼の「燃えよ剣」だと土方と山南さんはとことん仲が悪かったのだが、コレでは土方は山南さんのことを「自分が暴走しないよう縄を握っててくれる人」として信頼しているわけで。だからこそ、より一層イタイね、コレ。
それにしても、明里ねーさん(山南さんの♀)、アンタも何気に裏があったのかよ。そして、鈴(池田屋で討ち取られた長州藩吉田稔麿の小姓。オリジナル)よ、アンタはいったい何処へゆく…。
しかし、こうなると、次の巻ではおそらく伊東くん暗殺&藤堂くん斬殺のいわうる「油小路」の話になるんだろうなぁ。嗚呼、また暗い重い話が続くのね。まぁ、コレは新撰組ものの業みたいなものなんだけど。