勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 6/16(月)

 嗚呼、懐かしい。

 鎧伝サムライトルーパー

 

 本放送はオレが中1くらいの頃だったかな。当時はこういった「装着もの」が多く世に出ていた時代で、西の代表がその先駆者となった、ギリシャ神話をモチーフにした「聖闘士星矢」。東の代表が仏教(インド神話?)をモチーフにした「天空戦記シュラト」。そして、日本代表となったのがこの「サムライトルーパー」。装着するのは「鎧擬亜(ヨロイ・ギア)」。キャラの苗字も真田、伊達、毛利、羽柴などなど。
 オレは本放送は後半の方しか見ておらず、その後の再放送で全話見て以来、見ていない。既に10年以上経過しているな。で、どういう心境だったのかは知らないが、先日ビデオ屋に行ったら、無性に之が見たくなり、借りてきた。最後の2巻だけ(またか)。
 なんつーか、今で言う腐女子の存在をリアルタイムで感じたのがこの作品だな。聖闘士星矢の頃にもいたのだろうけど、当時はまだ幼すぎてね。声優の草尾毅佐々木望とかってのは、恐らくこの作品で世に認知されて、一時代を築いたんだと思う。まぁ、その時代も既に終わっているのだけど。
 この作品、ストーリー自体はオリジナルだが、設定の一部にかの「南総里見八犬伝」が導入されている。いわゆる「仁義礼智信忠孝悌」ってやつ。それに「忍」「勇」を加えた10の心がこの作品を動かしている。とはいえ、「仁義礼智信」の五行の徳以外は敵側だけどな。勇なんてあったのは今まで知らんかったし。
 で、この作品のキーワードが「輝煌帝」。作品中最強の鎧であり、仁の心を持つ主人公に「義礼智信」の心が加わることで発動(演出的には、主人公に他の仲間が自らのパワーを与えるという感じ)。後半になれば、ほとんど毎回出てくるわけだけど、之が発動する際の演出は見事。突然主人公の目アップになるわけだが、その際一切の音が消える。で、次の瞬間、激しいBGMとともに自らの鎧を脱ぎ捨て、炎に包まれながら輝煌帝の鎧を装着する主人公。嗚呼、何度見てもカッケー。つーか、通常の鎧装着シーンもヨイけどね。突然桜が舞い散る中、「武装ぉぉー!」と叫びつつ構えを取る主人公の周りを反物が取り囲み、鎧を装着。次に手のひらに乗った大量の桜の花びらが兜に変わって、それを装着。嗚呼、カッケー。何故反物が飛ぶのか、という疑問を何処かに吹っ飛ばすほどのカッコよさ。
 しかしながら、本放送時から不満なことが1つ。最終回、アニメ雑誌とかに「今まで敵だったキャラが改心し、全員の心を1つにして巨大輝煌帝が登場する」なんてーえらく燃えるストーリーが紹介されていたんよ。今回調べたら、ビデオの裏パッケージにもそんな表記がしてあった。んだけど、

 そんなの登場しねぇよ。

 …HA? 
 そんなんアリか? 最終回に主人公どものなんぞ入れて腐女子を萌えさせなくていいから、もっと燃えさせろ。もしかしたら、オレの記憶違いか、それでなければ、本放送時はやむを得ない事情で別の話が放送され(同じ話が2回放送されたという伝説もあるしな)、ビデオには紹介どおりの真の最終回が収録されているのか、と思ったのだが、そんなことも無しか。駄目駄目だ。
 まぁ、この作品見て何が言いたいかというと、

 サムライハート(by 森口)燃え。是非、アニソン魂で歌ってくれ。

 

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