勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
7/13(日)
この組み合わせを思いついた人は天才だと思う。
鉄機武者鋼丸
武者頑駄無(むしゃがんだむ)というガンダムがいる。初出は「プラモ狂四郎」に登場し(この頃はリアル形態)、その後、SDガンダムのプラモシリーズとして、現在に至るまで延々と続いている。ZZ以降、逆シャアやF91、0080、0083などの作品は作られたが、TVにガンダムが全く露出しない時代、新たなガンダムファン(つまりガキ)を発掘したのは、恐らくこのシリーズではないか。Vガン以降のガンダムファンは、之からの逆輸入というパターンも大いにあるのかもしれない。
オレ自身は、当時はプラモに全く興味が無かったために、このシリーズを作ったことは、ほとんど無いのだが、社会人になってから何故か手に入れた「完全版BB戦士大百科(コミックボンボンスペシャルですよ)」なる本で、之の存在を知った。BB戦士ってのは、SDガンダムのプラモが出始めた当初がこのネーミングで(スプリングでBB弾を撃ちだす銃を持ったキットだったからか)、その名残か、今でもこの名前が使われているのな。
その中の「新SD戦国伝超機動大将軍」にこのキットが登場。之はかの「Gガンダム」をモチーフにした武者シリーズで、主人公は武者號斗丸(むしゃごっどまる)、仲間は輝龍頑駄無(きりゅうがんだむ)、武者真紅主(むしゃまっくす)、武者鷲主(むしゃろーず)、武者冒流刀(むしゃぼると)で、合わせて闘覇五人衆。號斗丸を陰から支える存在として武零斗頑駄無(ぶれーどがんだむ)、ラスボスとして、魔星大将軍(ますたーだいしょうぐん)。そして、人造武者ながら感情を持ち、號斗丸と行動を共にする存在として、この鋼丸が登場。その他にも、鉄機武者爆進丸、機動武神天鎧王、超機動大将軍がキットとして世に出ている。
全体を通してみても、このシリーズのギミックは半端ではない。以下に挙げてみると、
天鎧王は普段は巨大な顔で、変形してSDの頑駄無タイプになり、更に変形して、リアルタイプの頑駄無になる。
超機動大将軍は城の形状から、SD頑駄無と支援機に変形。更に號斗丸を収納合体して、リアルタイプの頑駄無に変形。
そして、特筆すべきは魔星。鎧を脱いだ軽装時はクーロンガンダム的な風貌。鎧を着て、マスターガンダムの形状になる。加えて、羅将天国途(らしょうへぶんず)、羅将愚嵐怒(らしょうぐらんど)、羅将宇折堕(らしょううぉるたー)を従えており、この3機が合体して合身羅将風雲再起になる。更に、風雲再起が分離して魔星と合体(装着か)、魔星大将軍になる。まだまだ終わらない。魔星は天鎧王を取り込んで、覇道大将軍となるのだが、天鎧王の巨大な顔から、魔星の上半身が生えている。何処かで見たことある形状だと思わないか。こっ、これはマサカ、之deathか!?
前置き長過ぎ。さて、この鋼丸の場合は、SD形態とリアル形態と飛行形態の3段変形が可能。さらに、5つに分離して、闘覇五人衆の武器として装着可能。これは兄弟機である爆進丸も同様。
之の存在を知ってから、欲しいな〜と思ったのだが、なにせGガンの本放送は大学入る前。キットが残っているわけもなく、枕を涙で濡らしたものだ。しかし、最近になって昔の武者を再販する動きがあり、そんな中で、先週月曜に、最近隣街に新しくできたLaoxの玩具コーナー(最近は電気屋+玩具のパターンが多いな〜)にて之を発見。実に3年目の遭遇。そりゃ、買うでしょう。で、組みあがったのがようやく昨日。
SD形態。普段はこの姿でいるらしい。
しかし、後ろ無理あり過ぎ。バックパックといっても無茶だろう。
むしろ、分離して、後ろのは支援機とした方がまだマシなのでは?
一応、乗れるし。
そして、怒りが爆発するとリアル形態に変形。
どーん。
どーん。
どーん。やっぱり、後ろは無理がある。
で、之が飛行形態目牙守羽多(めがしゅーたー)。このやっつけ具合がタマラナイ。
しかし、やっぱリアル形態はカッコヨイ。さっきの本の中で、SD→リアルへと変形するキットはいくつもあったけど、全部比べてみても、之が一番欲しかったものな。その理由は、恐らく之の元となった機体が之だからだと思う。
遣れ遣れ。プラモはやっぱ、つくるのが大変だ。人によっては、その過程を楽しむ人もいると思うが、オレの場合、作った後にいじり倒すのが目的だからな。つーか、実はもう一箱残っているわけなのだが。嗚呼、遣れ遣れ。