勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 8/10(日)

 ネタバレ注意。

 マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍

 

 ちょうど新作で見たいビデオがあって、1本だけ借りるのもナンだな、と思っていたら之もあったので、オマケに借りてきたわけだが、引き込まれて見てたのはこっちだったな。
 マジンカイザーというのは、マジンガーZ本放送時には出てきてなくて、もっとずっと後の「スーパーロボット大戦F」にて初参戦(オレが大学生になってからだな)。つまり、ゲームが先。それから数年後に、OVAとなった。んなもんだから、前作はDr.ヘル、今作は暗黒大将軍と闘ってるけど、まったくのアナザーストーリーと思いねぇ。
 前作は6巻くらいになったのかな。で、オレは続きが気になるので、出揃ってから見たい派。しかし、全部出揃うと、そんなに沢山見るのは面倒だなぁ、と見るのを躊躇う派。駄目ジャン。そんなわけで、前作も最終巻だけ借りてきて見て、全然燃えなかったわけだが(自業自得death)。その点、今作は1巻完結なので、まさにオレ向きの作品と言えよう。
 で、この作品なのだが、主人公である兜甲児が骨休めのフランス旅行に行ってる隙にミケーネ帝国が攻めてきて、甲児はまず、追っ手を振り切りつつ、カイザーのある日本に戻らなければいけないという逃避行な展開でスタート。で、ロクな武器も無い輸送機を撃墜されかけたり、立ち寄った軍用施設を壊滅されたりしながら、どうにかこうにか日本までたどり着くわけなのだが、60分の作品なのに、30分以上を之に費やすという。マジか。そして、その間は各所でマジンガー軍団(グレートマジンガー、ビューナスA、ミリオンα、バイオンβ、ダイオンγ)が戦ってるわけだが、はっきり言って、グレート以外は雑魚もいいとこ。グレートですら敵を倒しつつも操作不能になるほどの相手に、他の面子が敵うわけも無く、全滅。そして、本放送キャラのビューナスパイロットは生き残るものの、他の原作からの流用キャラたちは全員死亡。それも、夕方6時に放送したら、馬鹿親からクレームが来るほどの勢いで。つーか、この作品、流血、首ちょんぱは当たり前。マジンガー軍団ですら、1人は燃やされて死ぬのであまり凄惨ではないが(そうか?)、1人はロボもろとも首をはねられ(無論、パイロットの首も宙を舞ってます)、1人はコックピットを握りつぶされ、身体がバラバラにはじけます(無論、そのシーン有)。嗚呼、これぞ永井豪! って感じで。
 そんなこんなで幾多の犠牲を払いつつ、甲児はようやくカイザーに登場するのだが(しかし、宇宙から落としたカイザーと空中で合体は燃えるけど無茶)、この時点で残り時間は約20分。まぁ、この後は思わず「圧倒的じゃないか!」と古谷徹も叫んでしまう展開で。前半があるからこそ、後半のカイザーの極悪さも引き立つわけで。その点は王道でいいんだけど、なんつーか、まさに我ニ敵ナシ
 嗚呼、ちなみに今回の暗黒大将軍は飯塚昭三御大が演ってます。そして、ボス立木文彦(碇ゲンドウ)似てる。吃驚。あーあと、JAMは相変わらずいい仕事(OP、ED、IM担当)

 

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