勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 12/13(土)

 ガトリング砲の馬鹿。

 ラスト・サムライ

 


 ようやっと見に行ったよ。本当なら初日の12/6に見に行きたかったのだが、生憎と出勤日。普段であれば代休を取る勢いなのだが、悪いことに次の日も出勤日。どうせ見に行くなら、次の日はゆっくりと余韻に浸りたいじゃない。つーことで、先週は泣く泣く諦めた。そして今日。無論出勤日なのだが、明日は休日であるので、今度こそ代休を駆使。最初の上映(10:10)に間に合わせるために、8時過ぎには家を出ていたな。この辺で一番の近場は三条のワーナーマイカルになるのでね。といっても、流石に早過ぎ。途中で時間調整のためにコンビニに寄って、上映20分前くらいに着いたかな。
 まず焦ったのは、オレがチケット待ちしている間に、最初の上映時間の電光表示が消えたこと。「ヲイ、満員打ち切りかよっ!?」と思った(次の上映は12:25)ものの、実は入場開始したから消えただけだというオチ。遣れ遣れ。しかし、上映前のワーナーキャラによるアニメも見飽きたなぁ。一昔前のオレじゃ考えられないことだ。
 さて、今回之を見るにあたって、懸念が1つ。それは、初日ではないために、それなりの情報をオレが持っているということ。無論、できる限り前情報はシャットアウトしていたわけだが、それでも最小限の情報は手に入る。見ないようにしようとも思ったけど、やっぱ無理。まぁ、オレが仕入れた情報は此処からだけだけどな。で、人間、全然知らないものが素晴らしかったときには素直に感動するけれども、既に「ヨイ」という情報を得ている場合は、期待度が高くなっており、充分に素晴らしいものでも、自分の中の期待度と比較して「アレ、こんなものか」となってしまいがち。しばらくはそんな感じで期待と不安半々で見ていた。

 まぁ、渡辺謙登場してからはどーでもよくなったわけだが。

 つーか、既に泣きそう。早っ! 
 

 んで、見終えた感想だが、オレからは何も言うことは無い。というか、イロイロ言っても多分オレの文才では上手く伝えきれないと思う。というわけで、とりあえず見てくれ。としか言えない。
 参考までに、オレは少なくとも3回は泣いたっす。間違えて欲しくないのは、決して悲しい場面で泣いたわけではないということ。小泣きも含めると何度泣いたかなんてぜんぜん覚えちゃいないが、ひときわヤバかったのは、侍たちが戦場に赴く準備を淡々と進めるシーン渡辺謙の雄叫び、そして政府軍の将校の「撃ち方止め」のシーン。前2つは恐らく「インディペンデンス・デイ」の大統領の演説シーンと同じく、燃え泣きだと思われる。最後の1つはよく分からないが、今にして思えば、最終的にオレが一番感情移入したのは、あのシーンの将校だったかもしれない。イヤー、嗚咽を堪えるために奥歯は痛いし、鼻水は出るし、もう散々でしたな。終わってからトイレに行って自分の顔見たらば、激しく泣き顔だった。恥。
 つーか、久々に見終わってから放心状態になったな。こんなことは「THE END OF EVANGELION」見て以来。イヤ、あのときとは全然質が違うのだが。

 最後に、言葉は違えど各所で既出だが、「ハリウッドに此処まで遣られて悔しくないのか」と言いたい。イヤ、日本の時代劇関係者も無論頑張っていると思う。むしろ変わるべきは受け手。オレも含めてな。実際オレも最近はあまり見てなかったしなー。日本人は日本人であること、侍の血統であることに誇りを持ち、できるだけ沢山の人がこの作品を見て、時代劇の素晴らしさを再確認してくれんことを願う。

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