勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 12/29(月)

 吉良上野介=刑事コロンボ

 時空警察 PART3

 


 年末といえば「時空警察」。之は最早常識!
 2年前に突如出現したこの番組も今年で3回目。正直、結構楽しみにしている自分がいる。架空の警察機構が「歴史の謎を過去にさかのぼって解決する」という趣旨のこの番組、今年から蒼天の霹靂クワガライジャーこと姜暢雄がメンバーに加わった。全然見ていなかったが「TRICK」にも出ていたようだし、いよいよ時代が来たのか? つーか、ハリケン赤&黄は全然見ないけど何してんだろう。嗚呼、それからは小池栄子は固定ですか? 篠原涼子かむばーっく!
 ともあれ、今年のテーマは「忠臣蔵」「ヒンデンブルグ号爆発事故」「聖徳太子の暗殺」「パールハーバー」の4つ。個人的にはやっぱ忠臣蔵に注目してたわけだが、オチとしては「忠臣蔵=幕府が庶民からの批判を反らすために、善政を布いていた吉良が悪としてでっち上げられた」というもの。まぁ、幕府の陰謀説ってのは結構前からあるわな。オレとしては隣の家の高台で幕府の偉いさんが討ち入りを見物してた悪名高い「ビートたけし版」が印象的だ。ただ、最後のオチはちょっと吃驚。嗚呼、そうきますか、って感じ。あと、松の廊下で「(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ!」言いながら吉良に斬りつける浅野内匠頭の姿にかなりの衝撃を受けた。もーなんつーか寅馬ですよ。マジで。つーか、放送禁止だろ、アレ。
 それと、聖徳太子ネタで自分で仕向けた暗殺者を、口封じのために宙に吊るして矢で射る蘇我馬子も放送禁止。ついでに最後の方で木村顔になってしまった蘇我馬子も放送禁止。
 あとは、最後でパールハーバーの時代から故あって強制送還された竜雷太小池栄子が、時空転移装置の操作ミスで飛ばされた先が「2001・9・11」だったという展開はマジで鳥肌立った。遣りやがった、って感じ。
 まー、公式サイトの掲示板とか見ると、結構批判とかもあるみたいだねぇ。スタッフもその辺は覚悟の上で放送したようだが。しかし、

 
 今日放送した忠臣蔵のように、日本人の美学を根底から否定するような内容は見ていて不愉快でした。確かにどう歴史を考えるかは自由ですが、事実でもないのに忠臣蔵がでっち上げであると断定して放送するのは止めてほしいです。


 之はイタ過ぎ。何故「事実ではない」と断言できるのか。事実かもしれないジャン。貴方が不愉快かどうかなんて知らねーよ。あとは「パールハーバーは軍事作戦で、9・11は自爆テロだから一緒にされると不愉快」とかってのとか。どっちも人が死んでんだよ! 最後の展開はそういう薄っぺらいことを言ってんじゃないと思うけどなぁ。なんつーか、「自分の価値観=正しい」と考えてる人が多いなぁ、って感じですわ。之がアメリカナイズされたということなのか…。ふぉーふりーだむふぉーじゃすてぃす。まぁ、番組側も「之は一説であって、事実と断定するものではない」という文を入れるべき、というのには賛成だが。
 ともあれ、来年にも期待。篠原涼子かむばっく(しつこい)。

 

DEC REVIEW TOP  REVIEW TOP  TOP