勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 1/25(日)

 最近、こんなんをよく視ている。

 怪獣使いと少年

 


 ウルトラマンシリーズは大概のものが生前に放送してしまっていて、リアルタイムで視たのは「ウルトラマン80」が最初ではなかろうか(「ザ・ウルトラマン」は記憶に無いし、放送してなかったかもしれない)。その次は「ウルトラマンティガ」まで飛ぶわけで、そう考えると、下手するとリアルタイムより再放送で見た方が多いのかもしれない。そして、無論、「帰ってきたウルトラマン」も再放送。オレの記憶違いでなければ、1回しか視ていないような気がする。
 さて、新マン(帰ってきたウルトラマンの略称はイロイロあるけど、個人的には新マンが一番しっくりくる)の再放送時は無論ガキであったので、ストーリーを追うというよりは怪獣目当てで視ていたわけで。だから、この回も視た覚えはあるけれども、内容までは全然覚えちゃいなかった。ただ、大人になってから、この話は名作であるというような文面はそこかしこで見たけど。もともと、之を含む31話〜34話は「11月の傑作群」と呼ばれ、評価が高いらしい。ちなみにタイトルは31話「悪魔と天使の間に……」、32話「落日の決闘」、33話「怪獣使いと少年」、34話「許されざるいのち」
 で、之を視た感想。

 
 重っ!

 
 之は…ウルトラマンですか? 脚本はかの上原正三なわけだが、なんつーか、救いは一切無し。当然、怪獣は出てきて、新マンがそれを倒すけれども、この話のメインは明らかにそっちではなく、集団心理の恐怖と人間の残酷性がメイン。その描写も生々しすぎてイタイ。よくこんな話忘れてたなぁ。この歳で視たら、もう忘れられんね。之は確かに名作というか迷作というか…。今だったら、確実にバカ親&バカPTAから苦情が来るね。
 ただ、個人的には31話「悪魔と天使の間に……」も激しく名作だと思う。こっちはそんなに重くないので大丈夫。侵略宇宙人が聾唖者の少年という、社会的弱者の姿を借りている悪辣ぶりが必見。マジで。あと、之より少し後の37話「ウルトラマン 夕陽に死す」。之も忘れちゃいけない。この回は、新マンに精神的ゆさぶりをかけるため、ナックル星人によって人間体時の恋人とその兄が殺されるわけだが、その殺し方がリアル。まず、恋人を車で誘拐。それを阻止しようとした兄を正面から撥ね殺し、恋人は10メートルくらい引きずってから捨てていく。あんたら、ホントに宇宙人か。之は衝撃映像だ。で、新マンは新マンで、ビルから投身自殺して変身(変身アイテムが無く、危機に陥ったときにしか変身できないため)。皆キチ(ピー)過ぎだよー。嗚呼、この話だけ視てもストレスが溜まると思うので、38話「ウルトラの星 光る時」もセットで視た方が吉。
 初期シリーズ(ウルトラマン、ウルトラセブン)と比べると、何かと評価の低い感のある2期シリーズ(新マン〜レオ)だが、こうして見ると、侮れないって。マジで。つーか、セブンの評価は何故にあんなに高いんだろう。

 

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