勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 3/20(土)

 奢れるもの久しからず。

 豚丼

 


 「ぶたどん」ではなく「とんどん」。なので、吉野家じゃなくてすき家のやつ。恐らく、先に発売したすき家が「とんどん」を名乗ったので、吉野家は「ぶたどん」にせざるを得なかったのだと思う。
 アメリカのBSEショックで各牛丼店が代替メニューを用意せざるを得ない状況の中、何故かマスコミが報道するのは吉野家のカレー丼などの情報ばかり。しかしながら、オレの場合はこの辺の吉野家の駐車場は入れづらくて出づらいために、もっぱらお世話になるのはすき家だった。んなもんで、「すき家はどうするんだろう?」とネットで調べてみたらば、其処にあったのは「豚丼」。ある意味、カレー丼やいくら鮭丼を出すよりも至極当たり前の移行のように感じた。加えて、この辺は牛よりも豚の文化圏。というわけで、「嗚呼、こりゃすき家の勝ちだな」と直感的に思った。もともとすき家は牛丼一本じゃなくて、カレーやら鰻やらも遣ってたし、恐らく吉野家よりもすんなりと移行できたんじゃないかなー、と思う。
 で、今日の昼メシに衝動的に之を喰いたくなったのだが、12時ごろに行ったら既に駐車場は満杯。反対車線の吉野家は空いてるのに。もうこちとら胃は豚丼を欲しているわけですよ。というわけで、車を15分くらいとばして、もう1軒のすき家に行ってたりして。こちらはまだ駐車場に空きがあった。出てきたときには一杯になってたけど。つーか、オレが店に入ってる間に、客が来るわ来るわ。すげぇなぁ、すき家。流石に他店と違って、値段も据え置きなだけのことはある。400円以内で豚丼+味噌汁+サラダ(もしくは卵+おしんこ)が喰えるんだもんな。
 オレ自身、豚丼を喰うのは2回目なのだが、前回は牛丼を頼んでいたときの名残で「卵」を一緒にオーダー。しかし、なんかイマイチに感じた。素人なりに分析すると、豚は牛よりも油が多いので、卵を加えてしまうと、牛のときよりも大幅に水っぽくなって味がボケるのではなかろうか。というわけで、今回は断腸の思いで卵無し。そしたら、之が美味。ちゃんと味も豚用に変化させてる(と思う)あたり、好感度高し。なんか、豚と玉ネギの他に細長い刻み生姜(らしきもの)が入っているのだな。というわけで、本日は非常に美味しくいただいた。嗚呼、こりゃ流行るわ。
 それにしても、今日はレジの隣のカウンター席にいたのだが、お持ち帰りをオーダーしたオバハンが、注文の後で前の客が「豚丼つゆだく」をお持ち帰りしていたのを見て、

 「つゆだくってできんの?(上から物言い)」
 「はい、できますよ」
 「じゃぁ、して!(命令)」

 という会話(誇張無し)が否応無しに耳に入ってきて、非常に殺伐した気分になったり。思わずゴルゴになりかけたではないか。こんな頼み方を知らない大人にはならないぞ、と強く誓った日。

 

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