勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 11/28(日)

 CGはショボイけどな。

 竜馬がゆく

 


 本放送は忘れもしないオレが大学2年のとき。その年の正月にTBSで久々の大作時代劇として放送された。その時間5時間ちょい。勿論、その頃オレは1人暮らしであり、正月なので帰省中。年末年始で見たいテレビ番組もたくさんある中で、オレのアパートのテレビデオはこの番組の録画のみに全ての力を使い果たした。
 で、本放送中は一切この番組にはチャンネルを合わせずに、帰省を終えてアパートに帰ってきたわけだが、その日からオレは39℃の高熱を出して寝込んでしまった。イヤー、アレは今思い出しても非道かった。扁桃腺が腫れあがり肥大化。その大きさは舌で触れられるほど。寝ようとすると肥大化した扁桃腺が気管を塞ぎ、咳き込んで起こされる。しかも、当然ひとり。そんなわけで、寝たんだか寝ないんだかという数日を過ごしつつ、暗い部屋で、録画しておいた之を見ていたわけですわ。で、見終わった後に激しくブルーになった。だって暗殺されて終了じゃないですか! イヤ、龍馬の話だからそうなんだけどさ、でも、アレで気分が陰鬱になって益々病状が悪化し、最終的には実家に強制送還されたんじゃないか、と分析してみたりする。そりゃー忘れもしないわ。
 閑話休題。
 オレ自身、坂本龍馬がどういう人物かというのは、まぁ、それなりには知っていたけど、龍馬自身を主役にした作品を見たのは、ジャンルを問わず之が初めて。なにせ、それまでのオレの中の坂本龍馬像はマツケン主役の「奇兵隊」に出てきた武田鉄矢ですから。そんな中で之を見て、激しくはまった。イヤ、坂本龍馬自体には全然はまらなかったのだが、「上川隆也が主役を演じた竜馬がゆく」にはまった。上川隆也という役者もこのとき初めて見たのだけどな。
 で、この作品だが、なんつーか、竜馬が主役なだけあって、とにかくスーパーマンなのだ。他の人が愚鈍に古い体制に縛られている中で、ひとり先を見据え、今までの常識をぶち破って颯爽と生きていく。この作品を敗戦後に生きた日本人に勇気を与えたと評する文章をちらほらと見たような気がするけど、それも納得できる(ラスト以外は)。今年の大河でオレの中で「坂本龍馬=江口洋介」という図式が成り立ったけれども、やっぱり今でもそれに並び立つのが上川隆也なわけで。あーあと、オレの中で中岡慎太郎岡本健一(男呼闘組)な。
 この度、切望していたDVD化が成り、早速見直した(録画したテープは引越しの際に処分してしまった)わけだが、篠原涼子はエロイな(固羅)。あと、昨日まで之を見ていたので、同じ幕末モノの今日の大河のオープニングを見て「アレ!? こんなところまで進んでたっけ」と一瞬思ったのはナイショだ。

 

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