勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 12/19(日)

 紅白金ラメの討ち入り装束で登場だな(ありえない)。まだ弁慶の方がありそうだ。

 忠臣蔵

 


 この前の月曜日が最終回2時間スペシャルで討ち入りの日だったのだが、ちょうどその日は夜の漢。録画はしておいたけど、その後なかなか見る機会に恵まれず、今日ようやく見ることが出来た。
 しかし、前にもどこかで書いたけど、之の脚本は古田求という人で、実は過去の忠臣蔵モノは大概この人の脚本。なもんで、台詞や展開なんかがほぼそのまんま。マジでそのまんま。まぁ、もともと忠臣蔵自体が既に出来上がった物語だしな。此処で変に独自の展開とか見せると、それはそれで「なんか違う」ということになりかねん。某BTとか某金拓のとかがいい例で。だから、之は之で「王道」という感じでイイんだけどさ。
 だけど、オレの中で忠臣蔵といったら、やっぱ大学3年のときに放送していたフジテレビ北大路欣也版なわけですよ。で、そのときの脚本も古田求。んなもんだから、どーしても比べてしまう。その結果、台詞とかは一緒なんだけど、音楽とか間とかが違うので、非常に違和感を感じてしまって困った。北大路版では感動に震えた場面も割とあっさりと進められて「ヲイ、もう終わりかよっ!」って時が多かったような気がするな。「12月14日。亡き殿のご命日」のシーンとか。討ち入り直前の蕎麦屋での階段下りてくるシーンも今回無かったし。あのシーンは結構お気に入りだったのに。
 あとは、キャストも、やっぱオレの中では北大路版がベースになっているので、何処か違和感を感じてしまう(結構両方に出演している人もいて、「嗚呼、この人は今回この役なんだ」とか思ったことは度々あったけど)。思いつくだけでも、浅野内匠頭緒方直人>沢村一樹情けなさ度が遥かに上)だし、垣見五郎兵衛藤田まこと>江守徹(江守はなんつーか、演技がくどい)だし、天野屋利兵衛丹波哲郎>藤田まこと(藤田まことは軽過ぎ。丹波が重厚過ぎるのかもしれないけど)だし、土屋主税中村梅之助>北大路欣也(天野屋利兵衛とは逆に北大路欣也は重厚過ぎ)だし。嗚呼、前者が北大路版で、後者がマツケン版ね。唯一、マツケン版の方が良かったのは塩山伊佐衛門(左とん平<菅田俊)だな。
 之は今度DVD化されるらしいが、前にもどこかで書いたけど、何故にフジテレビは北大路版忠臣蔵をDVD化しないんジャー!! 1/47なんてのはしているくせに! アレには、今やすっかり土方になってしまった山本耕史が最年少浪士として参加してるんだよなー(今回はアバレブルー)。あの頃はまだ車椅子の人のイメージから脱却していなくて、やっぱりへなちょこだったけど、今見るとすげー違和感なんだろうな。実に感慨深い。

 

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