勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
1/10(月)
次元波動超弦励起縮退半径跳躍重力波超光速航法略してワープ。
トップをねらえ! リマスター版
オレが中学くらいのころに、OVAとして製作されたこのアニメ、製作は天下のガイナックス。恐らく、ガイナックスの名をその筋に一躍轟かせたのがこの作品だろう。
オレ自身は、之を見たのは最早社会人になった後だったが、それにしたって4年くらい前のこと。ストーリーも大筋は覚えているものの、割と忘却の彼方だった頃に、デジタルリマスター版で復活するという情報を入手。もともと、DVDが出たら買おうとは思っていた作品なのだが、以前にDVDで出たときは各巻6000円くらいで3巻出たのだよ。たかが6話に18000円は出せんわな。しかし今回は3枚組で13000円くらい。もう一声欲しいところだったが、まぁ、これくらいなら勘弁しといてやる(特典ディスクも付くし)、と購入した。そして届いたのが10/22。ええ、あの日の前日ですよ。そんなわけで、なんかうやむやになってしまって、今日ようやく開封した。
第5話は何回か見ていたけど、最初から通して全部見たのは多分最初に見て以来ではなかろうか。イヤー、前半と後半のギャップがやっぱ激しいな、之。特にガンバスター登場してからはもう手がつけられんて。燃えるぜ。燃えて泣くぜ。
そして、割と初期から出てきてた「ウラシマ効果」。相対性理論に基づいた「高速で動く物体は時間の進み方が遅くなる」という効果らしいのだが、銀河系を舞台にした作品であれば、ホントはこれに触れないとリアルではないはず。しかし、オレの知る限り、之についてちゃんと言及しているのはこの作品だけのような気がする。まぁ、それはこの際おいとくとして、要するに、光の速さでも何万年もかかってしまう銀河系を人が移動するためには、当然超高速でなければならないわけで、そうすると宇宙では数秒しか経っていないのに、地球では数ヶ月が経過しているという現象が起こる。このややこしくも面倒くさい効果が、この作品の核であると言える。之があるからこそ、第5話では「お願い、カズミ、戦ってぇー!!」に燃え泣かされ、第6話では「自分達は時の流れから外れてしまうけど、皆は同じ時間を生きられる」に泣かされ、そしてラストのアレに泣かされるわけで。ウラシマ効果という理論が無ければ、まさにこの作品は成立しなかったということになる。恐るべし、アインシュタイン。
あーあと、之には43Pに渡る「全方位型詳解便覧」なるブックレットが付いてくるのだが、之がまぁ、後半はひたすらリマスターの工程について書かれているわけで、はっきり言って読む気も起きん。こーゆーところも非常に「らしい」んだよなぁ(例:第3話前の「これまでのあらすじ」)。