勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
9/29(土)
早いものでもう1週間。
GF in AIZU 蔵とラーメンはむしろ前座編
いよいよ会津旅行も最終日。嗚呼、名残惜しい。つーか、この後もう1週間くらい休みたい。
今日は帰らなきゃいけないので、あんまりイロイロなところにいけない。んなもんで、折角会津に来たんで、喜多方でラーメンを喰うことにし、そのついでに蔵の里というところに行くことにした。喜多方に行くためには会津市内を抜けていかないとならんのだが、今日も祭りなので、相当時間かかったな。つーか、駅前混みすぎ。
蔵の里
といっても、蔵には全然興味が無いんだけど。此処での収穫は、喜多方ラーメンマップの無料パンフを手に入れたことかな。で、時間もいい時間だったんで、それ(40軒くらいラーメン屋が掲載されている)を見ながら何処に行くかを決めたのだが、別にそこの扱いが良かったとか、1番最初に載っていたとか、特徴のあるラーメンの写真だったとか、そういう店では全然無かったのに、一通の路地裏にあるその店に行ったところ、大行列。ナニ、この引きの良さ。一発で売れ筋の店を引き当てたよ。でも、こんな行列には並ぶ気しねー。つーか、周りにはまだ何軒かラーメン屋があるのに、ほかの店には行列は無し。結局、此処は諦め、別の店に行くことに。
昼食
というわけで、候補に挙がっていた別の店「らーめん一平」に向かった。決め手は駐車場60台という案内。それだけ広けりゃ、駐車できないってことは無いだろう。しかし、それだけの広さの駐車場を持っているってことは、観光地化された店なんだろうなー、と思っていたのだが、
いたってフツーの店。でも、確かに駐車場は停め放題。どうやら、周りにいくつか店があって、共同駐車場らしい。他の店は営業している気配がないけどな。それなりに客も並んでいて、「之は当たりか?」と期待させる。待つことしばし、ようやくうちらの番になった。
頼んだのはチャーシューメン。だいたい喜多方ラーメンはこういう感じの、色の薄い醤油味スタイルだよな。具もナルトとネギとメンマとチャーシューくらいなもんで。味も非常に懐かしい感じというか、DNAに染み付いているというか、いつまでも喰っていられるというか。子供の頃に出前で喰ってたラーメンはこういう味だったよなー、と思いながら喰ってた。ズビズバー。あと、この店は何気に芸能人も訪れているらしく、ホンジャマカ石塚や木久扇師匠(当時、木久蔵)の色紙とかあった。石塚なんか、オリジナルラーメンまで作ってたな。
というわけで、此処で解散。小役人、GURUと別れ、新潟組のオレとこちんぴは一路新潟へ向かう…わけがない。
新宮熊野神社・長床
会津周辺には結構ブツがいるのだよ。ただし、オレはブツにはハッタリ感(顔がたくさんあるとか、手がいっぱいあるとか)を求めるタイプなので、そのほとんどに興味がなかったのだが、ラーメン屋の壁に貼ってあったポスターに此処のことが書かれていた。そして、それなりのブツがいて拝観可能らしい。神社は社自体が神様なので、オレはあまり興味がないのだが、ブツがいるとなれば、話は別だ。しかし、神社にブツ。昔はおおらかな宗教体系だったのだな。
横に長い拝殿が「長床」。長すぎて、カメラに収まらない。そして裏に回ると本殿がある。
しかし、オレが興味のあるのはブツですから! というわけで、宝物殿へと向かう。
木造文殊菩薩騎獅像キタ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━
!!!!!
見た瞬間に一気にテンション上がった。文殊菩薩は顔の数も手の数もフツーなので、結構地味なのだが、騎獅像となると、とたんにイロモノ度が増すな。県の重文だからなのか、非常に無防備。フツー、こういうところには「撮影禁止」という忌まわしい看板があるものなのだが、見たところ、そんなものは無い。あったのかもしれないけど、気づかなかったから仕方ない。というわけで、激写しまくったぜ。大きさも3m近くあり、ちょっとした台の上に乗っているので、軽く見上げる感じ。イヤー、うっとりしてしまうね。
恵隆寺
次に向かったのは、会津ころり三観音のひとつ、8mの千手観音(国重文)がいるという恵隆寺。ただ、巨大ブツばかり相手にしていると、8mくらいではなんの食指も伸びないわけで。「ま、千手観音だからいいか」くらいの軽い気持ちで行ったのだが、オレは8mという高さを想像できていなかったよ…。
此処の写真は之だけ。熊野神社に比べて、見所が無かったのかといえば、否! 断じて否!
ファッキン、撮影禁止の看板。このときほど、オレに念写能力が無いのを悔やんだことはない。御堂に入ったらまず目に入ってくる、15体のブツ。之も人間サイズで、しかもそんなのが15体も並んでいることにテンションがあがるのだが、ちらりと横を見ると、あり得ないほどデカい腕が影から何本も見えてるっすよ! ヤベー、テンション振り切った! しばらくその先へは進めなかったぜ。ようやく、気分を落ち着けて、敢えて後ろ向きに進んで、いざ、振り向いて見たわけだが、
( ゚Д゚)
言葉がねー。つーか、8mデカイよ! そうか、8mってこんなサイズだったのか。やっぱ、百聞は一見にしかずというのは本当なのだなぁ。しかも、オレの中で1、2を争うMFB(マイフェイバリットブツ)の千手観音。スゲー。反対側には更に15体のブツ。本当の千手観音は、千手観音+28部衆+風神・雷神の30体でセットとなっているのが正しい姿で、此処のは、まさにそうなっている。スゲー。ナニこのフシギ空間。こちんぴがいたから脱出できたけど、1人だったらずーっといたかもしれない。危険だ。
というわけで、この後は一路新潟に向かったわけなんだけど、県境付近が山とトンネルばっかりで暇過ぎて、半分くらい寝てたってばよ! あぶねー。嗚呼、生きてて良かった(そんなオチか)。
完