勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
10/8(月)
初めて。
洞窟観音
こういう趣味に目覚めてから、全国の珍ブツ珍寺をネットで調べていたところ、高崎観音のある観音山の敷地内に洞窟観音なるスポットがあることが分かった。オレは今までに何回か高崎観音に来ているけど、全然知らなかったぜ。というわけで、今回高崎に行ったのは、巨大ブツも目的のひとつではあったけど、むしろこっちがメイン。
というわけで、巨大ブツを堪能してから行ってみた。駐車場からは巨大ブツと洞窟観音は矢印が反対方向を向いていたのだが、巨大ブツの足元からでも、山道を越えていけば行けるらしい。というわけで、てくてく歩いて行く。
山道の脇には、子供の頃に数回来た覚えのあるカッパピアの、もしかしたら乗ったかもしれないゴンドラや観覧車の残骸が残っていた。嗚呼、物悲しいぜ。子供の頃に来たときには、タクシーが大渋滞で動けず、途中から歩いて行ったほど流行っていた記憶があるのに。そして、カッパピアの写真は当時はそうは思わなかったけど、今見るとすげぇシュールだな。こりゃ、サントピアワールドにも建てるしかないんじゃね?
で、歩くことしばし、ようやく洞窟観音に到着。ちょっと遠かった。あんまり暑くなくて良かったぜ。
調べたところによると、此処は山田徳蔵とかって商人が四国や西国霊場巡りに行きたくても行けない人のために、大地の中に33観音をお奉りした霊場建設を決意し、50年の歳月と、全資産を掛けて造ったのだとか。人力で。スゲーよ。長さ400メートルで、昭和2年着工で、昭和39年までかかって完成。というか、その年に死んだらしい。
中はこんな感じ。他に人もいないので、オレの足音と何処からか水が滴る音だけが響く。つーか、怖っ! 洞窟というか坑道というか。之がホラーな感じの何かだったら、絶対この先で殺されるような、そんな雰囲気が漂っている。そして、壁の左右にあるくぼみに石造りのブツが安置してある。
しばらくそんな感じで、この雰囲気にも慣れ、「嗚呼、こんなもんか」と思い始めた頃に、空間が一気に開け、
今まで一体ずつしか置いてなかったのに、何体ものブツが何かの世界を表すかのように置かれているフシギ空間に突入。ナンじゃ、こりゃー。その見上げるような光景には、ただただ圧倒される。流石に暗くて携帯のカメラではイマイチこの世界観が伝わらないと思うので、公式を見ることをオススメするぜ。つーか、公式のTOPページを印刷して持っていけば、安くなったのか。ちっ。
入場料が800円なんで、ちょっとボッタクリかな、と思っていたのだが、イヤー、それだけの価値はあるわこりゃ。隣には日本庭園もあり、そっちの入場料も含んでいるのだが、こんなん見せられた後の日本庭園のつまらないことといったら。オレが入ってる途中で家族連れが入ってきたらしいのが、声が聞こえてきたので分かったのだけど、最初騒いでいた子供が段々静かになっていったものな。願わくば、寅馬にならんことを祈る。
というか、今パンフレット見ていて衝撃の事実が発覚。この山田さんとやらは、新潟県(柏崎)の出身じゃないですか。うわ、一気に親近感が沸いたわ。やっぱ、同じ新潟県民として、財を成したらナニか遣らなきゃかなぁ。
この後はそのまま駐車場に戻るつもりが、間違えて巨大ブツまで戻ってしまった。まぁ、山道を歩いた後の巨大ブツの足元で飲む水は美味かったけどな! あと、どうでもいいけど、
高崎市役所は無駄にデカイだろ! ホテルかと思ったぜ。