勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 7/21(月)

 場所はこの辺

 富山県立山博物館 まんだら遊苑

 


 オレが珍ブツ的な趣味を持って以来、いつか行ってみたいと思っていた場所が立山にあった。それが「まんだら遊苑」。立山は古くから地獄がある山だと言われ、信仰の対象になってきたらしいのだが、此処はその立山信仰を五感で体感する「地獄極楽めぐり」が出来るのだという。オレは地獄極楽めぐり施設には行ったことはないが、あーゆーところは一般的には、そのものズバリのグロいつくりなのに対し、此処は現代アートで表現しているらしい。オレの専門はブツだが、それは流石に興味をそそる。というわけで、この連休を利用して行ってきた。と言っても、日帰りだが。
 此処は地界(地獄)→陽の道→天界(天国)→闇の道の4つのエリアに分かれているのだが、とりあえず入り口の受付付近で既に「ぐぉぉぉぉぉ〜」とかって唸り声が聞こえているのだが。受付の人がイロイロと説明してくれるのだが、気になってちゃんと聞いていられないってばよ。
 というわけで、いざ入園。まずはその唸り声のする建物(閻魔堂)の中に入れとのこと。で、入ってみたところ、之がまー電飾の赤一色の世界。勿論、外で聞いていたよりもデカイ音量で「ぐぉぉぉぉぉ〜」。稲妻的な光がピカピカポケモンショックみたいな感じで、赤の中で絶えず光っている。別に何がどうというギミックも無いのだけど、之は相当神経をすり減らすね。こんな中に1日中居たら、間違いなくい気が狂うってばよ。流石地獄。
 ようやっと外に出ると、其処にも地獄が広がっていた。って、閻魔堂に入る前に既に見えてたんだけどさ

   

 針の山(餓鬼の針山)にはセンサーが付いていて、人が通ると「ぐぉぉぉぉぉ〜」。血の池(水泡鬼)は人が近づくとなのか、定期的になのか、間欠的に泡がボコボコ。

  

 砂の道(鬼の道)を行った先には井戸みたいなものがあり(地唸鬼)、中では電子万華鏡みたいなのがチカチカ。此処で井戸に向かって叫ぶと、声が変になって聞こえてくるらしいのだが、そのギミックはイマイチ分からなかった。

 

 その次は水窟鬼とかいう、地獄の臭いが嗅げる穴。なのだが、此処もイマイチ良く分からなかった。というか、ハーブ的な臭いがしたのだが、地獄にハーブ?

    

 そして、見たときから気になっていた精霊橋。谷底に向かって橋が架かっていて(浮いていて?)、その先にある鐘を叩くと救われるかもしれないとのこと。之は高所恐怖症の人はまず行けないだろ。途中からは下見えるし。落ちたらリアル地獄極楽めぐりが出来るな。そして鐘は錆びているのだが、ご利益はあるのか?
 此処までで地界は終了。次は陽の道。

  

 芝生の道と林の中の道に分かれ、芝生の方は花畑、林の方はオブジェとともに立山登山の体験が出来るのだという。まぁ、業者が草刈してる時点で相当萎えるのだが。そういうのは休館日にやれよ。あと、其処を歩いてるときに、業者とちょっと世間話をしたのだが、「何処で此処のことを知ったの?」と聞かれても答えに困るってばよ。マサカ「珍ブツ的サイトから」とは口が裂けても言えやしない。嗚呼、言えやしない。
 そして終点にあるのは、

 

 立山、どーん。なめてんのか。嗚呼、現代アートってスゲー。
 そして、天界、闇の道へと続くのだが、此処からは基本屋内なので、写真が撮れねー。
 まずは7人の現代アーティストが天界をイメージして作った部屋(天界窟)なのだが、なかなかアレな感じ。流石現代アート。
 続いて、天界の音楽を鳴らせる奏楽堂。此処は素通り。
 そして、卵形のオブジェの中で寝転がって瞑想する天至界。天井では謎のLEDが点滅していて、かなりの催眠効果。時間を気にしないのであれば、ずっと此処にいたい感じ。
 天空桟敷は天界を光と匂いで表現しているのだが、正直、匂いは地獄っぽいぞ。あと、雲をイメージしたネットが張られていて、「良かったらそっちも通ってください」とか言われたのだが、ネットが足に喰い込んで痛いです
 この後は闇の道を通って、現実世界へ回帰するのだが、

 

 結構怖いってばよ。
 以上で、まんだら遊苑は終了。オレはチケット買うときにセットにしたので、この後遥望館(映画上映)と展示館にも行ったのだが、まぁ、此処ほどのインパクトは無いな。嗚呼、上映されていた立山信仰の映画は、いつ製作か知らないけど、雨宮慶太ばりにホンキで特撮とか使っていて、その辺は面白かったわ。
 イヤー、なかなか気軽に来れる距離ではないけど、来て良かったわ。このなんともいえない感は、やっぱ体験してみないと。しかし、此処到着までに要した時間の約80%が新潟県内ってのはどうよ? 長すぎだろ、新潟県。

 

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