勝手にれびう

めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。

 

 7/1(日)

 主人公がダウナー系じゃない。

 明治開花 安吾捕物帳

 


 作家坂口安吾は新潟県出身なのだな。といっても、オレにとっては教科書上の人物という印象しか無いのだが。勿論、本も読んだことはない。つーか、教科書に載るくらいの人だから、さぞかし面倒くさい内容の本しか書いてないんだろうなー、というイメージだったのだが(「白痴」とか、タイトルからして読む気しねー)、こういう娯楽小説的なものも書いていたのね。といっても、オレが之を知ったのは、

 

 之のお陰なんだけど。この辺ではしばらく放送していなかったフジテレビノイタミナ枠が久々に復活すると聞いて、作品は何かと思ったら、坂口安吾原作の「UN-GO」だった。坂口安吾=新潟県出身ということで、ひとまず見てみたのだが、内容も何も知らないで見てたので、探偵もの(というにはアレだが)だったので、かーなーり吃驚した。その流れで、逆に原作に手を出してみたわけで。幸い、文庫本で手に入ったし。
 しかし、原作はタイトルの通り明治時代が舞台で、勝海舟とか出てくる一方、アニメは近未来的な話になっていたんだけど、割と原作に忠実だったのだな。読んでいて「嗚呼、之はあの話か」と変な楽しみ方をしてしまったぜ。そして、アニメが原作に忠実だったせいで、トリックとか犯人とかはすでに分かっているという。ま、王道の探偵ものとはちょっと違うんで無問題なんだけど。
 それにしても、「あの話の原作が無いな」とかって思っていたら、この文庫に収録されていたのはごく一部だったのだな。続きは出てないのか、と探してみたが無い。ナンテコッター。と思っていたら、つい最近「続 明治開花 安吾捕物帳」が発売された。こっちの初版が平成20年なので、4年の間があったわけだが、続が発売されたのは、絶対にアニメの影響だと思う。そして、続の方がぶ厚い。ともあれ、角川GJ。

  

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