勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
7/3(月)
今年は「JAM Project AREA Z」ジャージ。あと、ゼッケンは手書きで逆にレア。
越後長岡チャレンジサイクリング2017
昨日はうちの会社が何故か協賛している、隣の市のチャリイベントであった。オレ自身は参加して今年で4年目。40kmコース、40kmコース、70kmコースときて、今年はとうとう100kmコースにエントリーしてしまった。確かに、昨年70kmコースを走って、まだまだ余力があったけどさー。だからって、今年100kmはまだ早いんじゃね? という葛藤もあったけど、ノリと勢いで。実際、プライベートや別のチャリイベントで何回か100kmは経験済だし、なんとかなるんじゃね。
1週間前の天気予報では曇りの予報だったんだが、段々と週末が近づくにつれて悪い予報に変わっていき、最終的には週末からしばらくは雨が続くという最悪の予報に変わってしまった。またかよー。まぁしかし、昨年の雨を経験し、今年一発目のイベントもスタート時は雨だったことから、オレの頭は既に「雨でも暑いよりは良いか」というチャリ脳になっていたんだけど。というわけで、イベント直前に届いたアニメBD「ろんぐらいだぁす!」最終話(しまなみ海道編)を観ながら、雨へのモチベーションを高めていたぜ。
会場到着時の天気は曇り。予報では、しばらくはこのままで、昼頃に少し降るが、その後も曇りということだったので、昨年よりは良いかもしれない。ということで、開会式まではスポンサー特権で知事と写真を撮ったりして時間を潰していた。ちなみに知事は40kmコースに出走する予定が、前日〜朝までの大雨による水害対策のために、開会式のスピーチをしたら去っていった。つーか、このイベントは中越地区屈指の、政治家が集まるイベントだぜ。今までにオレが参加した他のイベントでは見たことねー。
というわけで、いよいよスタート。今までであれば、100kmコースの人が出発してからのスタートのため、随分と待ってからになるのだが、今年は100kmにエントリーしていますから! 時間でいうと、大体7:50くらいにスタートした。今回初挑戦となる100kmコースだが、途中までは70kmコースと同じコースを走る。で、100kmとの分岐地点とその先の第三エイドの2箇所に足切り時間がある。そこを11:15および11:45までに通過しないと、強制ショートカットとなる。というわけで、そこまではシャカリキに走るぜ!
スタート地点から、キホン平坦、途中やや激坂を上りきって、第一エイド(蓬平温泉)到着が、大体8:30くらい。
次に山ひとつ超えて、一番低い地点あたり(中越地震で土砂崩れダムに沈んだ集落)を通過したあたりで、雨が降ってきた。いよいよ来たか! と思う間もなく豪雨! GOUU! あー笑うしかなかったわ。つーか、イベント前およびスタート前の雨は激しく萎えるけど、イベント中の雨はテンションおかしくなるわ! 「もーどーでもいいやー」って感じで、すべてを諦めるとも言う。
そうして到達した第二エイド(山古志の闘牛場)で大体9:40くらい。
雨で写真もボケているぜ。プライベート練習の際の経験から、此処から最初の足切り地点まで、オレの足で1時間くらいなので、まぁ、十分間に合うだろう、と思いながら、路面が濡れていることもあって、いつもよりブレーキを効かせながら峠を下る。つーか、案の定ブレーキの効きが悪いぜ。ブレーキ握りすぎて手が痛い。で、足切り地点は予想通り闘牛場から1時間後くらいに通過して、第三エイド(道の駅とちお)到着は11:00くらい。とうとう、未知の領域に入ってきたわ。
第三エイドでそこそこの休憩時間を取って、いよいよ本イベント最大の難所「道院高原」へ向かう。此処までで60km近く走ってきて、此処からが最大の峠越えってのがこのイベントの鬼畜なところだ。プライベート練習では何回か越えているけど、ここまで上り下りしてから向かうのは初めてだし、既に脚が痛いんだが。
そうして始まった上りは、やっぱりキツかった! シッティングだけでは脚が回らなくなりそうなので、ろんぐらいだぁす!を読んで知った、「自分の体重で踏み込むダンシング」を駆使して(といっても我流のため、これが正しいやり方なのかは知らん)、上っていったのだが、今度は太ももがプルプルしてきたぜー。嗚呼、マジでキツイ。だったら、適当なところでチャリから降りて、少し休憩すれば良いんだが、それだと何か負けたような気がする厄介なチャリ脳ががが。最後の激坂は死人の目で上っていたに違いない。で、第四エイド(道院高原)到着は12:30くらい。嗚呼、死んだ…。
しかし、道院高原は上りだけでなくて、下りも逆激坂。しかも、雨はまだ降り続いていて路面は濡れているし、殺す気かってくらいグレーチングが次から次へと現れる。此処まで来てコケるわけにはいかねー! ってなわけで、実は下りの方が結構精神的にキツかったのです。あと、ブレーキ握りすぎて手が痛い。そんなこんなで、第五エイド(まんさくの里)到着は13:10くらい。
この後、もう一峠越えないと、ゴール地点に行けないわけで、嗚呼、鬼畜! というわけで、ぽっぽ焼き喰いながら、此処でも長めの休憩を取り、最後の峠に挑むぜー! 最後の峠も何回かプライベートでは来ているのだが、途中にある部落からしばらく、すべてが嫌になるような長いストレートの上りがあることは分かっている。逆にそこを越えてしまえば、あとは比較的なんとかなる。つーことで、そこを越えるまで、ひたすら無心で上る。上る。上る。途中で虫に刺されながら、上る。上る。上る。かゆい。 で、頂上直前の最後のエイドに到着。時間は14:15くらい。
あとは、ほんのちょっとだけ上ったら、下ってゴールだぜー! ということで、出発しようとしてペダルに右足を固定したら、チャリが右に傾いた。ヲイ! とっさに右足が外れたので、なんとかコケずに体制を整えられたが、非常にヤバかった。周りの人にバッチリ見られていて、「セーフ!」と言われたのはご愛嬌。嗚呼、最後まで気を抜かないようにしないと。
ということで、いよいよ峠を上りきろうというところで、「パフパフ」という音とともに、このイベントでは初めての悪魔おじさんによる応援をいただいた。をを、感動! 実は別のイベントでは既に遭遇しているのだが、このイベントに関しては100kmコースでないと会えないからな。つーか、第三エイドにはほぼ一緒に着いたのに、その後はあのママチャリの姿すら見えなかったぜ。なんつー剛脚。
その後は霧の中を下る。あー先が見えねー。ということで、此処でもブレーキ握りすぎて手が痛い。そうして下りてきた下界では雨はやんでいました。ゴールは14:40くらい。一応、閉会式の開始時間が15:00なので、割とギリギリね。まぁ、結局、最後の走者を待っていて、閉会式は15時半くらいまでズレ込んだけど。これくらいが今のオレの実力ということですかね。
つーことで、初の100kmチャレンジは、どうにか無事に終了した。やっぱり、100kmをゴールすると、このイベントを真にクリアした気分になるね。4年越しの挑戦と相成ったわけだけど、感慨深いものがあるわー。また、40km、70kmだと、ゴール後の時間が余りまくって、ついつい出店で散財してしまうが、100kmだとそんな時間の余裕は無い。つーか、ガッツリ喰う気力も無いわー。結局、無料の山古志汁、栃尾の油揚げをいただいたあとは、500円券は毎年恒例のジェラートとアイスコーヒーに消えました。それ以上は喰えん。まぁ、シャカリキにペダル回した後はアイスクリーム アイスクリームだから仕方ない。嗚呼、仕方ない。そして、油揚げ最強。
昨年の70kmのときは、「嗚呼、終わってしまう」と感じたものだが、今年は「やっと終わった…」ってくらい、脚とおケツが痛かった。それでも、そんなことはキレイに忘れて、来年も100kmにエントリーするんだろうな。嗚呼、チャリ脳…。