勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
10/11(月)
ん〜ん〜ん〜、ん〜ん〜ん〜んんん〜(テーマ曲)。
八つ墓村
先日、フジテレビでSMAP稲垣版「八つ墓村」を遣っていたけれど、アレを見て無性に見たくなったのが之。1997年に公開された映画で、金田一を演じたのは何故か渥美清。この1作しか演じていないにもかかわらず、オレの中で金田一と聞いて思い出す俳優として、石坂浩二、古谷一行の次あたりに位置しているのは、この映画の印象が強烈だったからに他ならない。
といっても、オレが之を見たのは割と最近で、確か大学生の頃にテレビで遣っていたのを途中から見たに過ぎない。オレとしては、人が死ぬとはいえ普通の推理モノという頭で見ていたので、ラストシーンで「なんじゃ、こりゃ!?」ってな感じ。鍾乳洞が崩れ、逃げたコウモリの大群が狂ったように多治見家に特攻。そこの仏間では婆さんが1人で念仏を唱えていたのだが、やがてコウモリが仏壇のろうそくを倒し、屋敷が炎上。炎に包まれながらも、なおも念仏を唱え続ける婆さん。それを山の上から眺めながら高笑いしている落ち武者8人。間違えても、普通の推理モノではこんなシーンはありえない。他は全て忘れたとしても、このシーンだけは忘れることが出来なかった。寅馬ですよ、マジで。
そんなわけで、前回SMAP稲垣版「犬神家」の後に金田一モノをイロイロと借りて見たときにも決して手を出そうとしなかった之だが、今回一大決心をしてレンタルを決意。したんだけど、それまで誰も手を出していなかったであろう之が、地元のレンタルビデオ屋で貸し出し中ですよ。ファッキン。同じことを考えた人がいたってことなのか。結局、隣街まで行って借りてきた。
で、最初から改めて見たわけだが(実は前に1回通して見たことがあるのだが、麻雀しながらだったので、イマイチちゃんと見ていなかった)、やっぱ落ち武者殺害シーンと32人殺しシーンはエグいな〜。つーか、32人殺しはともかくとして、落ち武者殺害をあんなに丁寧に遣る必要があったのやら。だから、腹を鎌でリアルに裂くな。この傾向は32人殺しのシーンでも変わらず、ホントに好き放題遣ってくれている。婆さんを井戸に叩き落した上に銃で撃ったりとか。その際たるものが「ほぎゃーぷぎゅるぅ!」だな。オレはある程度内容を知っているから大丈夫だったけど、初めて之を見たら、寅馬確定。あーあと、割と他の作品だと32人殺しは夜中なのだが、今作では日の昇っている間になっている。桜吹雪の中を日本刀と猟銃持って疾走する山崎努のシーンは、不謹慎だけど、すごい映像美となっている。なんつーか、キタ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━
!!!!!
って感じ。で、その後のシーンで激しく凹むわけだが。
この作品は、他の作品が単に「落ち武者伝説を利用した殺人事件」なのに対し、「落ち武者伝説に利用された殺人事件」という様相が強い。つまり、タタリ的な部分のウェイトが非常にデカイ。落ち武者殺しを決めた村人の血筋が32人殺しで絶えていたり、今回の殺人事件の犯人が落ち武者の直系の子孫だったり。無論、そんなことは犯人も知らない。こういうオカルティーな部分は形を変えて稲垣版でも反映されていたけど、何も関係ないよりは、やっぱ関係があった方がエンターテイメントとしてはヨイと思う。その点でトヨエツ版は駄目だな(見たことないくせに)。
それにしても、小川真由美はエロイな〜(固羅)。