勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
1/2(日)
└(゚∀゚└)ハッスル!ハッスル!!(┘゚∀゚)┘
カンフーハッスル
チンピラのシンは、街を牛耳るギャング団、斧頭会に入ることを目標に、カツアゲに精を出している。
シンが貧民街のアパート、豚小屋砦で悶着を起こしていると、そこへ斧頭会がやってくるが、カンフーを極めた住民があっさり撃退してしまった。斧頭会は報復のため刺客を放つが、平和を守ろうとする最強の家主夫婦に倒される。
斧頭会はシンを仲間に引き入れ、狂気の殺し屋と呼ばれる達人を招く。家主夫婦と達人の壮絶な闘いを前にしたシンは、自分の中で、何かが目覚めるのを感じていく…。
今日はちょっと外出する用事があったのだが、3時間くらい中途半端に時間が空いてしまうので、突発的に見てきた。ちょうど、近くの小さな映画館で今日から公開だったのと、昨日が休館日だったので今日が「映画の日(料金1000円)」だったこともあって。
オレは正直言って映画には全然詳しくないので、CM見たときから「少林サッカー」に似ているなぁ、と思っていたけど、少林サッカーの監督&主演のチャウ・シンチーの最新作品だから、当たり前なのだな。見終わってから知ったよ。そうと知れば「あれはあーゆー意味だったのか」というシーンもあったな。少林サッカーに出ていた役者も何人かいたみたいだし。
内容は単純明快で、豚小屋砦の住人VS斧頭会。とにかくそれだけ。最初はシンを見て、「主人公は多分こいつだな」とは思ってたけど、之が全然雑魚だったもんで、そのうち「違うのか?」と思うようになって、気がつけばバトル突入。あとはもうひたすらバトルバトル。「ヲイ、最初っからそんなに飛ばしてて大丈夫か?」ってくらい序盤からバチバチ。あとはもうノンストップ。バトル始まってからはもう時間が過ぎるのが早いこと早いこと。気がついたら終わってて約1時間半が経っていた。まさか此処までのめりこんで見られるとは思ってもいなかった。
オレ的にツボだったのは「普段は情けない人間が実は功夫の達人」という展開が次々とやってくる点。やっぱベタだけどこの展開は燃えるって。普段が情けなければ情けないほど、その逆転時のカタルシスが凄まじい。そういう意味では、前情報は持たないで見に行ったほうがいいのかもしれない。
あと、吹き替えが嫌いなヒトでなければ、吹き替え版で見たほうがいいかも。主人公の声を当てているのが山寺宏一なのだが、やっぱこの人は巧いわ。あとはラスボスの屋良有作が非常にイイ仕事。「ちびまるこちゃん」のオヤジ役しか知らない人には是非見てもらいたい。この人は本来こっち寄りの人なのだよ。
前作がサッカーというオブラートに包まれていたのに対して、今回はストレートにカンフーものなので、若干暴力的でエグイ部分もあったりする。ギャングの武器はその名の通り斧だし。まぁでも、そんなに血が出ないので、そっち方面は「キル・ビル」ほど突き抜けてはいない。結構子連れの客もいたし、アレ以上エグくしたら流石に不味いのだろう。というわけで、とにかく燃えて燃えて燃えまくる万人向けの作品と言って過言ではないだろう。個人的には釣鐘砲に激燃え。