勝手にれびう
めいんこんてんつ。
「オレが手に入れたものについてくだらないことを熱く語る」というテーマはあるけれども、ネタ不足の際にはどうなることやら、オレにも分からん。
1/22(木)
最終巻は半分以上が特別編。
プラモ狂四郎
正月にこんなん買ったら、「プラモ狂四郎」熱が高まってしまった。数年前に愛蔵版が売っていたのは見たことあったけど、今更アレが売っているとは思えない。第一、アレはデカ過ぎる。ということで文庫版は無いかと探してみたところ、見事にあったよ(全10巻)。イヤー、人生ってタイミングなんだなー。んなもんで、この前の日曜日に1、2巻を購入したのだが、読んでるうちに辛抱堪らなくなって、今日で全巻揃えてしまった。早っ!
内容はうちらの世代には説明不要だろうが、自分で作ったプラモデルに乗り込んで戦えるシミュレーターマシンという設定が秀逸だよな。基本的にはロボット同士のバトルマンガなのだが、プラモデルという要素を組み込むことによって、一気に親近感が沸くというか。まぁ、当時はオレはプラモ全然作ってなかったけどなー。つーか、プラモに付属の接着剤って絶対使用に耐えないよな。オレの場合は、アレで挫折した。
それにしても、当時は何も感じなかったけど、今改めて見ると結構トンデモだなぁ。単なる町の模型屋さんがシミュレーターを開発したのもアレだけど、あっという間に世界中に広まって、地区大会、全国大会、模型秘伝帳、関が原ウォーズ、最終的にはホビートピアなる模型都市で生身で敵と殴りあうという展開。最早プラモですらない。で、最後に取ってつけたように「ありがとう、ガンダム」。ホントに最終話は何のマンガだよ、ってな感じで。まぁ、一番ひいたのは、シミュレーターの中で捕虜にしたヒロインの肩を、現実世界でさも当然のように抱こうとする敵キャラだけど。どんだけゲーム脳なんだよ。
まぁでも、このマンガが世間(というかホビー業界)に与えた影響は計り知れないんだろうなぁ。パーフェクトガンダムやフルアーマーガンダム、武者ガンダムなんてのは此処発だし、マンガオリジナルでキット化されていない魅力的なメカはまだまだいるぜ。満を持して登場しておきながら、さして活躍しなかった最終型パーフェクトガンダム(写真のやつ)とか。
ちなみに、各巻の最後にプラモ作成講座みたいなのが収録されているのだが、それが無ければ、もっと巻数少なくて済んだのはヒミツだ!